会社が生命保険に加入する際に確認すべき3つのポイント

会社で加入している生命保険。どんな目的で契約したものですか?

20150629




会社で生命保険に加入する際に確認すべきこと

会社が契約者となり生命保険に加入することがよくあります。

万が一の事業保障、経営者の退職金の積立て、節税など目的は様々ですが、会社によっては何のために入った保険かがあいまいなケースもあります。

会社で生命保険に加入する場合に確認すべきことは、
加入する目的、契約期間中の支払保険料、出口で行う手続き、
の3つのポイントです。

生命保険に加入する際の3つの確認ポイント

生命保険に加入する際は、次の3つのポイントを理解した上で契約するようにしましょう。

1. 加入する目的

生命保険に加入する目的でよくあるのが、節税目的です。

会社が一時的に儲かった、今年の税金の負担を抑えたいから生命保険に加入した。

それだけで生命保険に加入するのはよくないです。

その年の税負担は減ったものの、数年後業績が悪化し、節税効果がなくなる、保険料の支払いにより資金繰りが苦しくなるとなっては意味がありません。

税金の負担を抑えるだけなら、お金の掛からない節税方法を考えるべきです。

節税だけでなく退職金の積立てを兼ねる、数年間は事業が好調の見込みだからその間は節税をして以降は万が一の運転資金として確保する、生命保険の機能を理解して加入する時と将来の目的を確認しておきましょう。

生命保険の活用方法には、他にも従業員の退職金の積立て、借入金の返済財源やオーナー経営者が保有している自己株式の買い取り資金に充当するなど様々な方法があります。

将来も含めた加入目的を明確にしておかないといけません。

2. 契約期間中の支払保険料

生命保険を検討する際、どうしても単年度の生命保険料がいくらかという視点になりがちです。

年間の保険料がいくらだから支払いできる、できないといった判断です。

保険料は毎年支払い続けないといけません。

保険の種類、活用目的によって加入し続ける期間が決まります。
短くても7~8年、長いものでは20~30年支払い続けます。

契約期間中の保険料を毎年支払い続けられるかどうか確認してみてください。

3. 保険終了時に行う手続き

加入した生命保険の目的、種類によって死亡保険金を受け取る、解約して返戻金を受け取るなど保険終了時に行う手続きがあります。

解約して返戻金を受け取ることを目的にしている場合には、解約返戻金の返戻率の高いタイミングで解約するはずです。

いつ解約するのか、解約返戻金を受け取ることで会社に利益が発生する場合にはその利益に伴う税負担にはどう対処するのかを考えておかないといけません。

死亡保険金を受け取る場合には、その資金を死亡退職金・弔慰金として遺族が受け取ることができるように役員の退職金規定を整備しておく必要がありますし、自社株の買取りを行うのであれば、株式を売る側の個人の納税試算も必要です。

保険終了時に行う具体的な手続きについて確認しておいてください。

まとめ

会社が加入している生命保険の保険料は毎年数十万円から数百万円と高額であるケースが多いです。

にもかかわらずその保険料の負担について必要性や効果、将来の手続きを十分に把握されずに加入されていることも少なくありません。

保険に加入する際には、何のために入る保険で、その保険料は支払い続けることができるものか、保険終了時にどういった手続きが必要かを理解しておかないといけません。

既に加入している生命保険がある場合は、どういう目的で、これからの支払保険料の金額、保険終了時に何をするのか、という観点でチェックしてみてください。

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【編集後記】

会社が加入する生命保険の中には当初は掛け捨ての定期保険で加入して途中から診査なしに積立型の保険に切替えることができるものもあるようです。

健康な時にこういった保険に加入しておいて保障の枠を確保するというもアリですね。

会社が多額の借入金を抱えているにも関わらず経営者の健康状態が理由で保険による返済財源の確保ができないケースもありますので。

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