家族間でのお金のやりとりと贈与税の110万円の基礎控除

家族間でのお金のやりとりも
贈与税に注意しましょう。

20150919

家族の間でのお金のやりとり

家族の間でお金のやりとりを
することってよくあります
よね。


親から子供へ、
子供から親へ
資金の援助だったり
お祝いを兼ねてだったり。


現金で渡すこともありますが、
数十万円以上となる
まとまったお金であれば
銀行振込で行うことの方が
多いです。

お金のやりとりは贈与?

家族の間でまとまったお金の
やりとりをすると気になるのが
贈与税です。

原則は贈与税の対象になる

個人が個人から
お金などの財産をもらったら、
たとえ家族であっても
贈与税の対象
になります。


贈与税の対象となると、
財産をもらった人が贈与税を
納めないといけません。


ただし、
贈与税の110万円の基礎控除
というものがあって、
1年間に財産をもらった金額が
110万円までなら贈与税が
かかりません。

日常生活や教育費のためなら贈与税の対象にならない

あと、
家族からもらったお金を
日常生活に必要な費用や
教育費に直接使っている場合は
そもそも
贈与税の対象にはなりません。


たとえば、
おばあちゃんが孫の入学金を
学校に直接支払ったとか、
家族の入院費用を別の家族が
支払った場合などです。

お金のやりとりを記録することが大切

家族の間でまとまったお金の
やりとりをする場合は
その都度記録しておくことが
大切です。

預金通帳にメモをしておく

預金口座から多額の出金をした、
家族の口座へ振込みをした、
家族の口座から振り込みがあった。


預金通帳の印字された
入手金の明細に
どういった内容だったかを
メモするようにしてください。

税務署の調査で指摘されることも

個人事業を行っている場合や
会社を経営している場合などでは
税務署の調査があったときに
事業に関係のない
個人の預金通帳の取引きも確認
される
ことがあります。


その時に
家族の間でのお金のやりとりの
金額が大きいと贈与税の対象では、
と指摘されてしまいます。

まとめ

家族の間でのお金のやりとり、
多額になる時は贈与税のことを
意識して慎重に行ってください。


振込みでお金のやりとりをした場合には
後からでも内容が分かるように通帳への
メモも忘れずに。


贈与税には期間限定の非課税制度も
あるのこちらも要チェックです。


改正された住宅取得等資金の贈与税非課税措置。今年平成27年の取り扱いは?
https://balance-blog.com/Gift-Tax-House-H27

教育資金一括贈与の贈与税の非課税制度の改正。期間延長と使い勝手の向上です。
https://balance-blog.com/Educational-Expenses-Gifttax

結婚・子育て資金一括贈与の贈与税の非課税制度。2つの注意点があります。
https://balance-blog.com/Marriage-Childcare-Gifttax

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【昨日の1日1新】

・みやこ 豚肉と水菜のはりはりうどん

【編集後記】

自宅2日目の次男、
昼間はベットで
寝てくれるのですが、
夜はだっこじゃない
と寝てくれません。。


しばらく臨戦態勢ですね(^^;

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