決算書を自分で守る意識。決算をしたら赤字になった、がないように。

黒字だったのに決算が終わったら赤字になった・・・。
そうならないためにやることです。

20160217

決算をしてもらったら赤字になった…

ある経営者から聞いたお話。


「毎月の月次の試算表で見ていた
数字はなんとか黒字を維持していたのに、
会計事務所に決算を組んでもらったら
赤字になったんです。。」


この経営者からすれば、
毎月なんとか黒字にすることを
目標に頑張って、
なんとか達成していた。


けれど、
会計事務所に決算を
してもらった結果、
赤字になってしまったのです。


経営者としては
せっかく頑張ってきたことは
何だったんだろう、
となりますよね。


でも、
実際にこんなこと起きてませんか?

決算で急に赤字になる原因は?

毎月見ていた試算表の数字は
黒字だったのに、
決算が終わると赤字になった。


この原因は、
決算でどういった取引きを行うか、
どれだけ赤字に振れるかといった
ことについて、
経営者と会計事務所での
コミュニケーションが取れていない
ことにあります。


会計事務所側としては
正確な決算書を作ることが目的に
あるので、
それまでの毎月の数字に
織り込めていない処理を
決算で行おうとします。


結果、黒字から一転、赤字に
なることも起こります。


じゃあ、対策は?となると、
会計事務所とのコミュニケーションを
取ればいい、ということですよね。

決算で急に赤字の決算書にならないためにすること

会計事務所との関係上、
コミュニケーションがうまく
取れないケースもあります。


普段あまり連絡をすることがない、
会計事務所には意見を言いにくい、
といったケースです。


そんなケースでも
決算で赤字になることがないよう
できることがあります。


もちろん、
コミュニケーションがよくても
やったほうがいいことです。

1. あらかじめ計画を立てる(一緒に立ててもらう)

新しい年度が始める前、遅くとも
始まってすぐのタイミングで
年間の利益の計画を立てます。


会計事務所側にも一緒に立てて
もらうことで、
決算でどれだけ赤字に振れるかも
おおよその数字ですが、
あらかじめ把握できます。


すると決算を迎えるまでに
どれだけの黒字を達成しないと
いけないかも分かります。


経営者の立場からすると
その数字をクリアしない限り
赤字になるという認識ができますよね。

2. 決算の予測をする(してもらう)

遅くとも決算まで残り2ヵ月
ぐらいまでには決算の予測を
してもらうことです。


理想は1ヵ月目から決算の予測を
することですが。。


予測をすることで、
このままいくと決算後の数字が
黒字なのか、赤字なのかが分かり、
どういった対策を打つかも
考えることができますよね。


また、
商品や材料の棚卸が多い業種の
場合には年度途中の棚卸や
棚卸の予測も併せて行った
方がいいですね。

3. 消費税の経理処理を税込ではなく税抜にする

消費税の経理処理は税込ではなく
税抜にすることをお勧めします。

税込経理の場合

売上 1,080円
仕入   216円
消費税   64円
———————-
利益   800円


消費税を経費として
利益の計算をします。

税抜経理の場合

売上 1,000円
仕入   200円
———————-
利益  800円


消費税を気にする
必要がなくなります。

税抜経理を勧める理由

消費税の金額は
決算をしないと
確定できません。


税込経理だと
毎月の成績には消費税の経費を
反映できないので
税抜経理にすること
がお勧めです。

4. 特定の月だけで発生する項目を毎月の数字に反映させる

決算の時だけ、ある特定の月だけに
まとめて発生するものの金額を
把握して、毎月の数字に反映
させます。


例えば、こういったものです。

減価償却費は毎月計上する(してもらう)

建物や設備、車などの固定資産の
価値の目減り分である減価償却費は
毎月計上することです。


たまに決算でまとめて計上するというケース
もありますが、新しい資産の取得や
資産の廃棄などがない限り、
その年の減価償却費は計算できます。


あとはそれを12で割って
毎月、減価償却費を
計上すればいいのです。

固定資産以外の償却費も毎月計上しておく(してもらう)

固定資産以外にも
「長期前払費用」
という科目があれば
要注意です。


金融機関からお金を借りる時に
支払った保証料や
20万円以上のテナントや事務所の
更新料、
といったものが含まれる科目です。


長期前払費用も固定資産と同じ
ように毎年一部の金額が経費(費用)
になります。


決算で経費(費用)を計上することも
多いのですが、その金額を12で割って
毎月計上すればいいですよね。

まとめ

決算書は自分の手で守る意識
を持ちましょう。


決算で確定した数字はずっと
残りますし、
決算書は金融機関や
場合によっては取引先に
提出する可能性もあります。


決算で思わぬ数字になって
赤字になった、
ということがないよう
対策してください。


【編集後記】

毎月の数字と決算でのズレが
少なくなればなるほど
毎月の試算表も
経営者の判断に役立つモノ
になりますね。


毎月の数字をチェックする立場
としてはこの意識を心がけて
おきたいです。


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