自宅を会社名義にする?メリット・デメリットは?

会社を経営していると自宅の買い方を選ぶことができます。

20151228

※クリスマス期間限定のおやつを入れるおうちです。

会社経営をしていると自宅を会社名義にできます

「自宅を購入するのに、
会社名義と個人名義
どちらがいいですか?」


こんな質問を受けます。


会社経営をしているからこそ
できることの1つが
自宅を会社名義にすること。


会社名義にするためには
当然、自宅の購入、建築費用を
会社が負担することになるので
もちろんそのお金は会社で用意します。


さらに会社名義の住宅に
役員である経営者が住むので、
会社は役員から社宅の使用料を
受け取ります。


実際に自宅を会社名義にする場合
のメリット、デメリット
確認してみましょう。

自宅を会社名義にする場合のメリット

会社名義にする場合のメリットです。

個人の自己負担が減る

役員である経営者が
会社名義である自宅に住むためには
会社に社宅使用料を支払う必要が
あります。


けれど、この社宅使用料は
世間の相場の比べて10~20%程度で
いいのです。


つまり家賃が月20万円ぐらいの
住宅であっても、役員個人が
会社に支払う家賃は2万円ぐらいで
済むということです。


役員個人の自己負担が減る
ということです。
(その分会社が負担しますが)

世間相場の20万円と
実際負担の2万円
との差額18万円は
役員個人が得をしたので
本来はその部分も給与となり
所得税の対象となります。


社宅使用料であれば
その差額は所得税の対象
にしなくてもいいという
決まりがあります。


ちなみに、
社宅使用料の金額計算は
その住宅の床面積に応じて
計算式が変わるので
必ず世間相場の10~20%に
なるとは限りません。

会社の経費が生まれ、節税になる

会社名義で自宅を購入、建築すると
会社の経費(損金)が増えて
節税になります。


例えば、3,000万円で土地を購入し、
2,000万円で家を建築した場合。


建物部分の2,000万円は全額、
減価償却費として経費(損金)になります。


もちろん1年ではなく、建物の
耐用年数に応じて経費を計上します。


耐用年数は構造に応じて19~47年
なので毎年50~100万円程度の
経費が発生します。


その他にも自宅を購入すると
・登録免許税や司法書士報酬の
不動産登記費用
・火災保険料
・契約時の収入印紙
・不動産取得税
・固定資産税や都市計画税
・ローン(借入金)の利息
といったコストが発生します。


これらのコストも会社の経費(損金)
になります。


仮に20年間のこれらのコストが500万円
だとすると建物の2,000万円と合わせて
2,500万円が経費(損金)になる
ということです。


一方で会社は社宅使用料を受け取るので
月2万円×12ヵ月×20年=480万円の
利益が増えることになります。


すると結果的に
2,500万円-480万円=2,020万円
の経費(損金)が発生します。


法人税率を30%で計算すると
2,020万円×30%=606万円
の節税になりますね。

会社名義にする場合のデメリット

自宅を会社名義にする場合、
メリットだけではありません。


デメリットもあります。

住宅ローン控除を受けることができない

個人が住宅ローンを組んで
自宅を取得した場合には
住宅ローン控除という所得税の
優遇措置を受けることができます。


平成28年の居住開始であれば
最大毎年40万円の控除を10年間、
400万円の所得税の減額を
受けることができます。


もちろん会社名義で自宅を
取得する場合はこの控除を
使うことができません。

住宅ローンを組めない

会社名義の自宅を
購入、建築する場合は
住宅ローンを組むことが
できません。


住宅ローンであれば
借入期間が30~35年、
借入利率も1%台、
変動金利で低い場合には1%を
切るケースもあります。


会社でローンを組む場合には
住宅ローンではないので
借入期間も15年ぐらいまで
借入利率も2%ぐらいに
なったりします。


毎月の返済や利息の支払額が
増えることになりますね。

団体信用生命保険に要注意

住宅ローンを組んだ場合には
ほとんどのケースで
団体信用生命保険に
加入することになります。


団体信用生命保険に加入することで、
住宅ローンの返済期間中に
万が一亡くなってしまったとしても
保険金により住宅ローンの返済が
できるので安心です。


一方で会社がローンを組む場合
この団体信用生命保険に入れない
ないケースもあります。


その場合は、別途生命保険に加入
してローンの対策をする必要が
あります。

会社の成績に影響する

自宅を会社名義にすると
会社に成績に影響を及ぼします。
会社がローンを組むことで
その借入金という負債が増えます。


建物の減価償却費やその他の
コストが経費計上されることで
節税にはなりますが、
同時に利益は圧迫されます。


会社の成績を悪くする方向
に作用するということです。


これからの事業拡大のために
金融機関からの借入をする場合に
影響を受けるかもしれません。


従業員に会社の成績を
公開しているケース
でも問題です。


役員社宅の負担によって
利益が圧迫されているとなると
従業員の立場からすると
どうでしょうか。


従業員には日頃から
売上や利益のアップを
意識させているのに
矛盾しますよね。

自宅を会社名義にするべきか?

自宅を会社名義にする場合の
メリットはやはり節税です。


けれど、
個人でローンを組む場合に
比べて利息の負担が増えたり、
会社の成績へ影響を考える
と会社名義がいいとも限りません。


会社名義、個人名義それぞれの
影響を考えた上で判断しないと
いけませんね。

【昨日の1日1新】

・ミスド ミスタークロワッサンドーナツ
・長男と餅つき大会参加
(結局食べるだけでした。。)


【編集後記】

住宅の名義については
住宅を売る可能性がある場合には
さらに検討するポイントが増えます。


個人で売る場合、会社で売る場合
それぞれでまた差がでてきます。


考えないといけないことが
いろいろありますね(^^;

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