「遅く」と「減らす」。経営に役立つ経理のポイント。

取り組みやすいところから取り組みましょう。

20171117

税理士の差が出るところ

毎日の経理、月々の経理、
毎年の経理をどうするか。

このあたりをどうフォローするかは
案外、税理士の差が出るところなんです。

税金の計算には
大きな差がでなくても
どんな経理をするかには
大きな差が生まれます。

書類だけ整理したら
後は丸投げでいいですよ、
という税理士。

会計ソフトを使って
試算表を自社で作成
できるようサポート
する税理士。

形式的なことだけでなく、
どうすれば経営に貢献できる
経理になるかどうかまで
説明する税理士。

商品別や店舗、部門別の
儲けが分かるようには
どうすればいいか、
できる限りお金を残して
経営を安定させるかまでの
アドバイスがあったり。

どんな経理を提案するかは
税理士の差が出るところなので、
税理士を選ぶ場面があれば、
よく確認してみてくださいね。

ちなみに私は
書類だけで整理して
丸投げのパターンは
受けませんのあしからず^^;

「遅く」と「減らす」。経営に役立つ経理の支払いかた。

どうせ経理をしないと
いけないのであれば、
正しく税金を計算するため
だけじゃなく、
経営に役立つ経理を
したいですよね。

経営に役立つ経理をする上での
ポイントは二つです。

「遅く」と「減らす」です。

どちらも言葉だけだと
マイナスのイメージかも
しれませんが。

支払いを「遅く」

経営に役立つ経理のポイントの1つ目は

支払いを「遅く」

です。

何を「遅く」かいうと
「お金の支払い」
です。

経営をする上で
一番大切なものは
というと
売上でも利益でも
ありませんよね。

お金、キャッシュですよね。

赤字であっても
お金があれば何とか
なります。

いかに企業の中にお金を
残しておくかで
経営の安定度も変わります。

お金を残していくためにも
お金が出ていくタイミングを
「遅く」
するんです。

税金も気前よくすぐに払うのではなく、
期限ぎりぎりに支払う、
現金払いよりカード払い、
借入金の繰り上げ返済はせず
少しずつ返していく。

心がけるかどうかで
手元に残るお金が増えて
経営の安心感も変わります。

手間を「減らす」方がいい

もう1つ経営に役立つ経理の
ポイントは

「減らす」

です。

経理をシンプルにできるか、
というポイントなんです。

例えば、支払い回数。

ある仕入先から仕入の都度、
請求書が送られてきて、
その都度支払っている、
なんてことがあった場合。

1ヶ月分、まとめて請求書を
発行してもらい支払いを
1回に減らします。

従業員が立て替えた経費の
支払いもその都度、現金で
精算するのではなく、
1ヶ月分をまとめて給与と
一緒に振込みで精算する。

銀行に行かずに、
ネットバンキングで支払う。

税金も毎月の源泉所得税
なんかはe-Taxとネットバンキング
で納税を済ませる。

クラウド会計ソフトを
使って手で入力することを
極力減らす。

クラウド請求書ソフトを
使って自社で請求書を発行することを
極力減らす。

経理業務を減らして、
空いた時間を
営業に回してもいいし、
売上の中身の分析に
使ってもいいですよね。

常に「減らす」ことを
意識するといいです。

まとめ

日々の経理を
経営に役立てるためにも

「遅く」と「減らす」

を意識していきましょう。

【編集後記】

今日は早めに
仕事を切り上げ
息子二人の予防接種
の付き添いでした。

ついでに自分の
インフルエンザの
予防接種も完了。

冬に向けた準備が
一つ終わりましたね(^^)

【昨日の1日1新】
・AmazonBusinessアカウント登録、利用

【昨日の1日1捨】
・事務所にあった肥料(観葉植物用)

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