節税のためにモノを買わない。節税とお金をセットで考える。

判断基準がブレないように。

20170911

決算予測を毎回行う

お客様のところに訪問して
行うことの一つが
今年の決算時点の利益や税金の
予測金額の報告です。

新年度になってまだ半年、
といったところでも
利益や税金の予測金額の
報告をするんです。

予測といっても、
新年度の計画を立てている
ところは、
それまでの経過月の実績と
当初立てた計画の数字を
組み合わせて決算の予想
金額を確認します。

計画を立てていないところは、
それまでの実績金額と
それから先の将来については
昨年の実績金額を組み合わせて
当期の決算数字の見通しを
立てます。

予測ではなく、
シミュレーションですね。

で、半年以上前から決算時に
発生する法人税や消費税の
見込み金額を経営者の方に
お伝えするようにしています。

税金の申告期限ぎりぎりになって
納税額を知らされビックリされた、
とないようにしたいものです。

節税のためにモノを買わない


決算や納税のシミュレーションを
してみると、
想定以上の利益や税金の
支払い見込みになることが
早い段階で分かることがあります。

この時、たまに出てくるのが

「モノを買って節税できないか」

という話です。

例えば、

節税のために車を買い換えよう、

とか。

中古の車を買うと、
確かに買った年に多くの
経費が生まれて、
その年に払う法人税などが
減ります。

でも、
この時点で判断基準が
ズレてしまいますよね。

「そのモノが本当に必要かどうか。お金を掛ける価値があるか」

ではなく、


「いくらの節税ができるか」

という判断基準に
なりがちです。

なんかおかしいですよね。

じゃあどうするか

節税をするためにモノを
買ってもいい場合もあります。

それは、

・節税に関係なく買う必要がある

・支払うお金を問題なく用意できる

場合です。

このときは、
決算を迎えるまでに購入、納品が
終わるような手配をすればいいです。

多少なりとも税金を抑えることが
できますしね。

さらに、

・何をすれば節税がいくらできるか

だけでなく、

・その節税策を行うときにどれだけお金が増えたり減ったりするか

を把握することです。

節税のためにモノを買えば、
法人税が減るとしても
モノを買った時点で
それ以上にお金が先に
減ってしまう可能性があります。

その節税をしてもいいけど、
お金がどれだけ減るかも
把握した上で判断しないと
いけませんね。

まとめ

必要なモノは買う、
必要でないモノは買わない。

モノを買うときの
お金の増減を把握する。

これだけを守って
節税のためだけにモノを買う
ことがないようにしたいですね。


【編集後記】

昨日は滋賀・アグリパーク竜王へ
ぶどう狩りに行ってきました。

料金のかからない2歳になった
ばかりの次男がいちばん多く
ぶどうを食べていましたね(^^;

【昨日の1日1新】
・竜王 cafe moco moco

【昨日の1日1捨】
・PCのゴミ箱をからにする

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