社長の言葉を数字で裏付けて、事実で話を進める。

数字を伴うことで意思決定ができるように。

20200608

話がふわっとする理由

仕事柄、お客さまでなくても
経営者の方のお話しを伺うことが
多々あります。

ただ、そんな話の中で
たまに話がふわっとしている、
そう感じることがあるんです。

例えば、

「コロナの影響が落ち着いてきたら、売上もぼちぼち戻ってくるだろう」

「この流れで営業していけば、結果も付いてくると思います」

といった話を聞いたときには
どう感じるでしょうか。

この調子で経営をしていれば
いい結果につながるだろう、
と感じるでしょうか。

それとも、
少し先行きは難しい、
と感じるでしょうか。

私なら、少し先行きは難しい、
とどうしても感じてしまうんです。

社長の言葉を数字で裏付けて、事実で話を進める

「コロナの影響が落ち着いてきたら、売上もぼちぼち戻ってくるだろう」

「この流れで営業していけば、結果も付いてくると思います」

といった言葉から
どうして先行きの経営が
厳しくなりそう、
感じるかというと

言葉の定義があいまいで、数字の裏付けがない

からです。

「売上もぼちぼち戻ってくる」

の「ぼちぼち戻る」って
実際にどれぐらいの売上金額に
なることを言うのか分かりませんよね。

月の売上が400万円になることなのか、
月の売上が500万円になることなのか、
話をしている本人も金額までイメージ
してないのかもしれません。

さらに、

「結果も付いてくる」

の「結果」も、何の結果かが分かりません。

売上金額なのか、利益の金額なのか、
また別のことを表しているのかも
しれませんよね。

そんなときに
数字を見ている立場の存在としてできることが

社長の言葉を数字で裏付けて、事実で話を進める

ということです。

「売上がぼちぼち戻る」

ということを具体的に確認すると

・あと3ヵ月で

・月の売上400万円を達成できるようにする

といったことも明らかにできます。

さらに、
社長が求める「結果」が

・どんな数字で、どんな状態なのか

を確認していくことで、
これから何をしないといけないか、
も明らかにすることができます。

社長が売上の目標を立てるのであれば
その売上で、どれだけの利益が残るのか
を確認する。

もし、利益がほとんど残らない売上目標
だったりすると見直しが必要なことも
伝えることができます。

数字で裏付けがとれると進捗管理ができる

社長が理想としている数字、
目標としてい数字、
を明らかにできると
毎月の実績数字の確認も

単なる数字の報告

ではなくなり

数字の進捗の確認

に変わります。

良かった、悪かったという
報告を受けることよりも、
目指している目標に
どれだけ近付いたか、
が分かるほうが
モチベーションも上がるものです。

進捗管理ができるように
言葉を数字で裏付けるように
していきましょう。

【編集後記】

業種によっては
新型コロナウイルス感染症の
影響もこれから出てきそう、
とのお話しを聞いています。

前年同月比の売上減少率によって
使える制度も変わるので、
適切なタイミングでの
アナウンスが必要ですね。

【昨日の1日1新】
・ホロホロ鳥の鑑賞(息子たちと)

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