探しにいきましょう。
まずは時間を稼ぐこと
事業を行っていると
思いもよらない外部環境の変化で
業績が悪化することがあります。
それまで順調だった売上も
10%、20%それ以上に減少することが
ないとは言えませんし、
実際、今起きていることでも
あると思います。
とはいえ、
会社や事業を立ち上げて、
経営者や社員さん、その家族が
その収入で生活をしているのであれば
まずは生き残ることを
考えないといけません。
今の売上減少の状態、
これからの売上減少の見込みから
あと何ヶ月持つのか。
さらにお金を借りるなどして
時間を稼ぐことも考えていかないと
いけません。
もちろん時間を稼いで
生き残ること以外にも
会社や事業を続けないという
選択を早めにした方がいい
ことだってあります。
続けるか止めるかの
判断をするためにも
まずは現状を
よくよく把握しないと
いけませんよね。
緊急時の資金繰りでは見えていないお金を確認すること
現状を把握する上では
今ある現金や預金の残高、
金融機関などから
これから借りる予定のお金を
確認すると思います。
ただ、これ以外にも
資金を確保する方法が
あります。
経営者にとって
見えていない、把握できていない
お金がないか確認しておきましょう。
既に加入、利用している制度の中にも
隠れているお金があります。
倒産防止共済掛金の一時貸付、解約
もともと取引先の倒産に伴う
連鎖倒産を防ぐための制度である
倒産防止共済(経営セーフティ共済)。
実際のところをは
連鎖倒産の防止以外の目的で
加入しているところも少なくない
と思います。
倒産防止共済(経営セーフティ共済)
に加入している場合には、
任意解約するときに受取りできる
解約金の95%までですが、
事業のお金を借りることができます。
もし、今期に大幅な赤字になる
見込が分かっているようであれば
解約するの1つの手です。
解約したときには入ってきたお金が
全額利益となるのですが、
赤字と相殺できるようであれば、
税金の負担がなくなります。
小規模企業共済の一時貸付を利用する
中小企業の役員や個人事業主が
将来の退職金として積み立てる
制度の小規模企業共済。
こちらは20年掛け続けないと
任意解約時の解約金が
それまでの支払ってきた掛金を
下回ってしまうという特徴があるので
解約ではなく一時的な貸付けを
受けることが得策です。
生命保険の契約者貸付制度を利用する
生命保険に加入している場合には
その保険商品によって、
解約返戻金の範囲内で
保険会社からお金を借りることも
できます。
こちらは三井住友海上さんの
ホームページですが、
他の保険会社さんでも同じです。
まずは
加入している保険の証券や
契約内容のお知らせを
確認しておきましょう。
手元になければ担当者の方に
確認してみてください。
手続きをして
すぐに入金してもらえる
可能性も高いので
緊急時には活用することも
考えましょう。
お金の確保と利益の改善は両輪で
このままではお金が回らない。
緊急的な対策として
お金を確保することと同時に
行わないといけないことは
利益状況を少しでも改善すること。
一時的にお金を確保しても、
上記に挙げたものの多くは
その後に返済をしていかないと
いけません。
そもそも
ピンチに陥っている状況を
少しでも克服しない限り
お金を確保したとしても
時間を稼いだだけでで終わります。
稼いだ時間を使って
いかに利益状況を改善できるか、
改善手段を増やすためにも、
落ち着いて考える時間を
確保するためにも
隠れているお金も確認
しておきましょう。
【編集後記】
昨日は終日、
事務所でのお仕事でした。
確定申告を進めながら
コロナに関する融資の情報を
集めつつ。
不安な中でも
できる手を打って頂けるように
情報収集、提供を続けていかないと
いけませんね。
【昨日の1日1新】
・とくになし