将来に向けて線路が続くように。
この状態で大丈夫ですか?
経営者の方からこんな質問を
受けることがあります。
「うちの会社、この状態で大丈夫ですか?」
現状の数字だったり、
会社で起きていることなどを含めて、
経営状態が問題ないか?
という質問です。
相談頂くことはありがたいのですが、
会社の経営状態が大丈夫かどうか、
って判断するのって難しいですよね。
会社の状態や成績を
数字では確認できますけど、
現場で起きていることは
経営者の方からお聞きする話や
一部の社員と接する中からでしか
確認できませんしね。
ただ、
数字を見ることで
現時点は大丈夫
とか、
計画を一緒に作成している
ところであれば、
次の決算まで計画どおりに進めば大丈夫
という判断はできます。
大丈夫というのはあくまで
会社が潰れることはない、
ということですけどね。
将来、大丈夫かどうかは分からない。だから利益を積み重ねる
会社の経営状態が
現時点で大丈夫かどうか、
であれば数字を見れば
ある程度判断することが
できます。
現預金がしっかり残っていて、
今後入ってくるお金と
今後支払わないといけないお金
がいくらかが分かっていれば
今、現時点で数字上、会社が
どんな状態かは分かりますしね。
私が
「経営状態が大丈夫か?」
と聞かれたら、
数字を確認して
「現時点では大丈夫です」
(もちろん、大丈夫じゃないこともあるかもしれません)
「でも、将来は大丈夫かは分かりません」
「だからこそ、将来に向けて利益を積み重ねる取り組みをしているか、が大切です」
とお答えしています。
将来、売上が増えるか減るかは
お客さんがあってのことなので
予測はできません。
けれど、
売上の増減にかかわらず、
目標の利益を決めて、
手元のお金が減らないように
利益を残すような
効率化やコスト削減などに
常に取り組んでいる。
経営者の方が意識をもって
利益を積み重ねる取り組みを
されていたら、
将来に向けても大丈夫じゃないか、
と思えるんですよね。
売上拡大じゃなく利益拡大
売上をいくら増やしても
利益が減って、
お金がなくなっていけば
経営を続けることも
できなくなってしまいます。
売上拡大を目指すとしても
同時に
利益を積み重ねて、
利益拡大も目指すように
しましょう。
少なくとも
売上は増えたのに
利益が減ることがないように。
もちろん1年1年の単年で見ると
将来に向けての基盤作りで
利益が減る年もあるかもしれません。
それでも、
3年スパン、5年スパンで
見れば利益が増える、
そんな見通しを立てておきましょう。
毎年、今年は基盤作りだからと
売上は増えているけど
利益が減り続けることが
ないようにしたいですね。
【編集後記】
昨日は次男が鼻水とせきが
少し出ていたので、
大事を取って病児保育へ
預けることに。
こうやっていざというときに
頼れるところがあるのは
ありがたいですね^^
【昨日の1日1新】
・マネーフォワード請求書の設定
・brotherレーザープリンタ無線設定