前期と同じ、だけで考えない。勝手に絞っていないか。

他にも選択肢ありませんか。

20220405

選択肢を削ってしまっていました

ある打ち合わせでのこと。

今期の見通しだけでなく
翌期や翌々期の見通しを踏まえて
どんな準備をするかの
検討をしていました。

翌期についても
今期、つまり前期と同じ
見通しだろうという話を
伺っていました。

そのため私の中で

翌期に売上が増えるかもしれない

という選択肢がなくなって、
現状維持の業績を前提とした
今後に向けた対策案ばかり
考えていたんです。

けれど、話を進めていくうちに
売上が増える可能性もあることが分かり、

売上が増えることを考えると
それまで必要ないと考えた対策も
採用できることが分かりました。

自ら選択肢を削ってしまっていましたね。

前期と同じ、だけで考えない。勝手に絞っていないか。

お客様と一緒に
新年度の見通し、計画作りを
行うことがありますが、
その際、金額を見積もる際に

前期と同じ金額

を採用することが
少なくありません。

新年度も今期と同じ
売上見込みで考えよう。

計画上の原価率も前期同様の基準で
計算しよう。

経費についても前期と同じぐらい
使うだろう。

お客様からそのような指定をされること
もありますし、
こちらから金額の計算根拠がないときには

「一旦、前期と同じ金額で計算してみましょう」

とお伝えすることがあります。

けれど、もう少し1つ1つの項目について
突っ込んで考えると

売上が増える可能性も十分にあるから増える方法を考えよう

材料の高騰などで原価率が増える想定をしておこう

経費には予算を設けて毎月予算と実績を確認しよう

といったことにも
取り組むことができますよね。

「前期と同じ」

「いつもと同じ」

簡単な選択肢を選ぶ際には
思考停止に陥っていないか
気をつけたいですね。

柔らかく可能性を探るために

「前期と同じ」

「いつもと同じ」

といった簡単な選択肢を
選び続けていると

新たな可能性を見出したり
困難な課題にチャレンジすること

からも遠ざかってしまうものです。

「前期と同じ」
「いつもと同じ」
   :

など簡単な選択肢を
選択しそうになったときに
本当にそれしかないか、
立ち止まって考えたいものです。

頭を柔らかくして
間違っているかもしれないけど
可能性を探ってみることで
新たな発見にたどり着くかも
しれませんよね。

【編集後記】

この季節は天気がいいと
桜が見えるところがないかと
思わず探してしまいますね(^^)

【昨日の1日1新】
・とり粋 日替わりランチ

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