Excelで作業していると間違って「F1」キーを押してしまい、
Excelのヘルプが立ち上がる。
こんな経験ありませんか?
ExcelのF1キーでヘルプが表示されると作業が止まる。。
Excelの作業中、
「F2」キーのセル内の編集や
「半角/全角」キーによる日本語切替え
はよく使いますよね。
でも、押し間違ってその間にある「F1」キーで
ヘルプが表示される、そしてそのヘルプを閉じる。
このやりとりで作業が中断してしまうことありませんか?
わたしはよくこれをやってしまいます。
Excel作業の効率が落ちてしまうので
「F1」キーを押してもヘルプが表示されない方法を
調べてみました。
「F1」キーを無効化するマクロの設定方法
マクロで「F1」キーを無効化する方法をみてみましょう。
Excel2013の例です。
1. 個人用マクロブックを作成する
作成したマクロをどのExcelファイルでも動くようにするために
「個人用マクロブック」を作成します。
既に作成されている方はこの手順を飛ばしてください。
Excelで新規ブックを開いて、
「開発」メニュー - 「マクロの記録」を選択します。
「マクロの記録」画面で「マクロの保存先」を
「個人用マクロブック」にして「OK」を押します。
一度Excelを終了します。
この時、Excelブックは保存しませんが、
次のメッセージが表示されたら、「保存」を押します。
これで以下のフォルダに「個人用マクロブック」が作成されます。「PERSONAL.XLSB」というファイルが
「C:\ユーザー\(アカウント名)\AppDate\Roaming\Microsoft\Excel\XLSTART」
のフォルダに作成されます。
2.「F1」キーを無効にするマクロを「個人用マクロブック」に登録する
「F1」キーを無効にするマクロの記述は
————————-
(ここから)
Sub auto_open()
Application.OnKey “{F1}”, “” ’ F1キーでヘルプを表示させない
End Sub
(ここまで)
————————
です。
まず先程の「PERSONAL.XLSB」をクリックして起動します。
起動の際、どのプログラムで開くか聞かれたら「Excel」を指定してください。
次のような画面になりますので、
「開発」メニューを開いて、「Visual Basic」をクリックします。
マクロを編集できる画面になります。
画面左上にある「標準モジュール」の「+」をクリックして、
「Module1」にマクロの記述を貼り付けます。
「Module1」が既にある場合は
新しい「Module」を追加して記述を貼り付けてください。
新しくExcelを開いてみて「F1」キーを押しても
ヘルプが立ち上がらないことを確認してみてください。
これでExcel作業中も気にせず「F1」キーを押すことができます(^^ゞ
もちろん間違いなく「F1」キーを押さないのが一番ですが。
まとめ
「F1」キーを無効化するには、
マクロ以外にも
フリーソフトをインストールする、
Windowsのレジストリ(Windowsに関する基本情報)を書き換える、
といった方法があります。
けれど、どちらの方法もあまり使いたくないですよね。
特に会社のPCなどであれば勝手にソフトのインストールや
レジストリの書き換えなどは行わない方がいいです。
マクロでの対応だとマクロ自体の勉強にもなります。
わたしもこれを機会にマクロをもっと活用していきます。
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【編集後記】
昨日は再び大阪での用事。
京都からの電車移動は選択肢が多く
いつも迷います。
到着時間の早さだけでなく、
電車でいかに本が読みやすいかも
重要な判断ポイントです。