ショートカットキーは効率的なExcel操作に欠かすことができません。
よく使う操作でショートカットキーがない場合には、自分で設定しましょう。
ショートカットキーがない場合は「クイックツールアクセスバー」を活用しよう
Excel2007以降から「クイックツールアクセスバー」というものが用意されています。
Excel画面の左上の角から小さいアイコンがならんでますよね。
こちらです。
「フロッピー」のマークなら「上書き保存」ですし、
その横の「左向き矢印」のマークなら「操作を1つ戻す」です。
ショートカットキーがない場合には、
この「クイックツールアクセスツールバー」によく使う操作のボタンを
設定すればいいのです。
「クイックツールアクセスツールバー」でどの操作を設定する?
Excelでショートカットキーが用意されていないもの代表例に
セルをコピーした後の「値の貼り付け」があります。
わたしのPCでは、
「値の貼り付け」の他にも
セル内のデータを「A」から「B」に変換する、
「置換」の操作を設定しています。
他にも「行を表示しない」「行の再表示」を設定しましたが
こちらはあまり使っていません。
「クイックツールアクセスバー」の設定方法
「クイックツールアクセスバー」の設定方法をみてみましょう。
「値の貼り付け」の設定です。
1. 「クイックツールアクセスバー」横の下向き▼印をクリック。「その他のコマンド」を選択。
2. 「コマンドの選択」 で「すべてのコマンドを選択」する。
3. 左側のコマンド一覧をスクロールして下1/4あたりの位置の「値の貼り付け」を選択し、画面中央の「追加」ボタンを押す。
4. 左側の「クイックツールアクセスバー」のユーザー設定の一覧に「値の貼り付け」が移動する。
これで完成です。
操作するときは画面の上部にできたボタンを押すのではなく、
ショートカットキーで操作します。
まず「Alt」を押します。
すると、作成したボタンに数字が表示されますので、
続いて、設定した数字のキーを押すだけです。
「Alt」+(数字が表示されて)「5」で「値貼り付け」、
「Alt」+(数字が表示されて)「6」で「置換」
ができます。
「値貼り付け」のショートカットキーとしては、
貼り付けをするセルで
・右クリックでメニュー表示
・「S」キー + 「Enter」
・「V」キー + 「Enter」
の3ステップで行う方法もあります。
けれど、「クイックツールアクセスツールバー」で設定した
「Alt」+「5」の方が操作が早いですよね。
まとめ
Excelの作業で
よく行う操作をマウスを使ってメニューから選んでいる、
マウスの右クリックから操作を選択している、
と感じたら、
同じ操作ができるショートカットキーがないか調べてみてください。
インターネットで検索すれば、
分かりやすく解説されているはずです。
さらにショートカットキーが用意されていない、
もしくはショートカットキーでも何段階かのキー操作が必要な場合は
「クイックツールアクセスバー」を設定してください。
Excel操作が早くなったと感じたら楽しいですよ。
——————————————————————–
【編集後記】
昨日は出張で京都の日本海側へ。
特急電車で2時間半ですが、
のどかな景色を見ながらの移動も
気分転換になりますね。