クラウド会計に1年分の未来の仕訳を先に登録しておく

同時並行で業務ができるメリットを活かす

20210925

分業に適しているクラウド会計だからこそ

クラウド会計のメリットの1つは
複数人が同時並行で会計データの登録
を進めることができることです。

普段はお客様の経理担当者が
会計データの登録を行うものの、
経営者でしか確認できない内容について
経営者自身が会計データの登録を行う。

複数の経営者がいるケースでは
それぞれの経営者が自身に関する
部門に関する取引の会計データ
を登録するケースもあります。

さらに
お客様と税理士が同時並行で
会計データの登録、
テンプレートやルール、環境設定
を行うことができることも
大きなポイントです。

お客様の業務を止めることなく
新たな勘定科目や補助科目、部門コード
を追加していくことができますし、
お客様と業務分担をすることで
同時並行で業務を進めていくこと
ができます。

クラウド会計に1年分の未来の仕訳を先に登録しておく

クラウド会計を利用することで
お客様と税理士が同時に
同じ会計データにアクセスできるからこそ
税理士側では

クラウド会計に1年分の未来の仕訳を先に登録する

ようにしています。

未来の仕訳

とはどういうものかというと、
新しい年度を迎えたときに
決算まで1年分の

・借入金の返済、利息の取引

・法人個人間の定額取引(賃料や使用料のやりとり)

・概算減価償却費と減価償却累計額

・既にお金の授受を終えている前受金や前払費用から売上や経費への振替え

といった取引を登録していきます。

借入金の返済や利息の取引であれば、
毎月のお金の動きが発生しますが、
1年分の未来の仕訳を登録する際には
普通預金などお金の動きに関係する
勘定科目は使用しません。

例えば、

「長期借入金仮勘定」

といった科目を用意して
毎月の返済、利息の支払いのたびに
「長期借入金仮勘定」
を取り崩していきます。

クラウド会計にはネットバンキング
から自動的にデータが取込まれます。

自動的にデータが取込まれたときに
返済と利息の合計額の支払いが
「長期借入金仮勘定」
と推測されるようルールを設けておけば
あとはその取引を登録するだけです。

クラウド会計のfreeeであれば
自動で登録するルールを設定
しておくことができるので
毎月借入金の返済と利息を分ける
作業もなくなります。

法人個人間の定額取引や
概算減価償却費と減価償却累計額
については
年の途中で金額が変更されること
もありますが、
変更が必要になったときに
変更するだけです。

1年分の未来の仕訳を先に登録することで
業務の効率化と毎月のより正確な利益の
把握を進めていくことができます。

効率化と正確性を追求する理由

経理業務を行うこと自体では
売上が増えるわけでも
利益が増えるわけでもありません。

けれど、効率化によって
経理業務にかける時間を短縮できれば
売上や利益を増やす時間を増やすこと
にもつながります。

さらに、より正確な状況を
把握できるようになれば、
経営判断の精度も上げること
にもつながりますよね。

効率化と正確性を追求できる
取り組みを増やしていきたいですね。

【編集後記】

10月からの行動制限緩和の可能性
があることを踏まえて、
昨日は急遽、お客様との打ち合わせ
を行うことになりました。

前向きな話しでの予定変更は
嬉しいものです(^^)

【昨日の1日1新】

・初めて利用する駐輪場
・顧問先からの新たな帰宅ルート

【お知らせ】
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