BSの数字とBSに載っていない数字を伝える意味

現在位置の確認にもなります

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興味はPLになりがち

経営者との打ち合わせをすると
最初の興味はPL、損益計算書の
項目になることが多いです。

先月の売上は?原価は?粗利益は?
と確認して利益が残せたのかどうか。

そしてこれからどれぐらいの
売上を確保できそうか、
利益はどうなるのか。

利益を安定的に残していくために
どれだけの売上を確保しないと
いけないのか、
削減できる経費がないか。

こうした話を優先して
行うことが少なくありませんし、
こちらからもまずは
PLの話をさせて頂くことが
ほとんどです。

BSの数字とBSに載っていない数字を伝える意義

ただ、企業の状況を理解するためには
PL、損益計算書の情報だけでは
片手落ちになってしまいます。

PLの情報と共に必要になるものが

BSの数字とBSに載っていない数字

です。

BS、貸借対照表の数字は
経営者自身が細かく確認していない
数字であることが多いので、
打ち合わせの時に一緒に確認します。

現預金の残高がどれだけあって、
これから預金口座に入ってくる
売掛金がどれだけ残っているのか。

一方で、これから支払いが必要な
買掛金や未払金の金額、
金融機関からの借入金の残高、
さらに社長やその他の役員などんかの
借入金の残高がいくらになっているのか。

BSに載っていない数字

も伝える必要があります。

貸借対照表には数字として表示
されていない

・倒産防止共済の現在の積立額
(貸借対照表に表示する方法もあります)

・過去に経費処理されてあ生命保険の積立額

といった数字です。

PLの数字だけでなく
BSの数字を確認することで
自社のお金がこれからどうなるか
を考えることができるようも
なるんです。

PLで生まれる利益の状況に加え得て
買掛金や未払金の支払額や借入金の返済額
新たな設備の導入予定、
売掛金の回収予定、
などを確認していけば
これからお金が増えていくのか、
減っていくのか、推測できます。

もちろん、「資金繰り表」という資料を
作っていくことで
これからのお金の状況をより正確に
確認していくことも可能ですが。

BSに数字とBSに載っていない数字

を確認することでも、
推測をしていけるわけです。

 

長期プランを考えるきっかけ

BSの数字とBSに載っていない数字を
伝えることで、
経営者自身の思考もより長期プランを
意識するようになります。

先月、今月、来月、再来月の
売上や利益ばかりを意識していると
どうしても短期的な視点に
集中してしまいます。

けれど、
自社の預金残高がどれだけであれば
経営の安心度が高まるのか、
その預金残高を増やすためには
毎月利益を残す以外に何をすればいいのか。

融資を受けることや
活用できていない固定資産を売却すること、
といった選択肢が生まれてきます。

役員からの借入金はそのままに
しておいていいのか、
長期的な対策は必要ないか。

長期間回収できていない売掛金は
今後の回収していけるのか。

PLも大切ですが
同じぐらい大切な
BSの数字も確認しておきましょう。

【編集後記】

昨日の午前中はお客様との打ち合わせ。

BSの金額を確認して頂いたことで
1つの意思決定をして頂くことが
できました(^^)

【昨日の1日1新】

・さくら厨房

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