客観的な数字の判断材料を提供して、後押しする。

する、しないの判断ができるように。

20200611

お金に関わる相談

お客さまからはお金に関わるご相談を
よく頂きます。

「社員さんを何人採用するのか」

「ボーナスをいくらに設定するのがいいか」

「新たなテナントや倉庫を借りてもいいか」

「融資を受けるときにいくらで申込みをすればいいか」

その意思決定をすることで、
大きなお金が動くことになります。

特に社員さんの採用だったり、
新たなテナントや倉庫を借りる、
といったことになると
毎月、固定費としてまとまったお金が
出ていきますよね。

1年、2年、5年、10年と考えると
その支払額も何百万円、何千万円
という数字になります。

経営者としても誰かに相談しながらでも
慎重に判断したいものです。

客観的な数字の判断材料を提供して、後押しする

お金に関するご相談を頂いた際に
気を付けていることは、
その相談事項に対して

いいか、悪いか

という判断をしないことです。

毎月、20万円の給料を支払う
社員さんの採用をしてもいいかどうか。

外部の人間がいいか、悪いかを
判断できる問題ではないですし、
これは当事者でしか判断できません。

とはいえ、
お金を見ている立場として

客観的な数字の判断材料を提供して、後押しする

ことはできます。

ほとんどのお客さまについて、
Excelでその年の売上、原価、経費、利益、
お金の見通しを立てています。

人の採用による人件費の増加、
新たなテナントを借りることによる
支払家賃の増加を
その見通しの資料に反映させて
伝えるわけです。

20200611_2

新たな社員さんを採用した場合、
売上の増加などがなければ
決算時点の経常利益が50万円程にまで
減ります。

さらに、今、手元にある現預金も
決算までに200万円減って、
残高が○○万円になりそうです。

あとは経営者としての判断を
して頂くだけになります。

その意思決定をすることで
売上の増加や他の経費の削減が
できないと利益や資金が減る、
どれぐらい減るかが分かれば
覚悟ができますよね。

そうならないために
何をしていくかを考えること
になります。

人の採用とともに
融資を受けよう、という判断も
できるわけです。

数字の判断材料を用意する前に確認すること

お客さまからお金に関する
ご相談を頂いたときに
客観的な数字の判断材料を
用意する前に行うことが
あります。

それは、

その判断をしようとしていることの目的と効果の確認

です。

何のために社員さんの採用をするのか、
新たなテナントを借りようとしているのか。

その判断によって、
どんな効果を期待しているのか。

この確認をすることで、
本当に検討しないといけないことを
もう1度、考えて頂くことができますし、
目的と効果の内容によっては
別の手段のアイデアだって
生まれるかもしれません。

目的と効果を再確認する、
客観的な数字の判断材料を提供する。

その上で、経営判断をして頂くことで
自信を持って行動して頂けるように
後押しをしていきたいですね。

【編集後記】

昨日は昼間に
お客さまとのZoomミーティングを
実施しました。

コロナの影響が大きく出ていますが、
新たな事業の柱作りに取り組まれていて
もうすぐスタートを切れそう、とのこと。

私自身もこれからに向けた
新しい形を作っていかないと、
刺激を頂きました。

【昨日の1日1新】

・大阪府休業要請外支援金の書類受け取り・確認

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