伝えて終わり、にならないように。
お客様ごとにカスタマイズしたアウトプット
お客様との打ち合わせに合わせて
ExcelやWord、時にはPowerPointで
様々な資料を作成します。
打ち合わせをする議題をまとめたもの、
決算までの予測や納税の試算をする
Excelの様式は共通のフォーマットを
使用していますが、
それ以外の資料はお客様ごとに
カスタマイズすることがほとんど
なんです。
過去の数字を振り返って
現状分析をするための資料や
会計ソフトのデータ登録の
説明資料など。
お客様に合わせた資料を
準備することには時間が掛かりますが、
資料を準備する時間は
お客様のことを考える時間
にもなります。
おかげで
新たな気付きが生まれたり、
盲点になっていたことに気付いたり
することもあるんです。
効率的なアウトプットより伝わるアウトプット
お客様に税金や経営に関わる
情報を伝えるために
お客様ごとにカスタマイズした資料
を用意しなくても
全てのお客様に共通して
お渡しできる資料を用意した方が
効率的ではありますよね。
1つの資料を用意して、
それを全てのお客様に配る。
あとは気になったお客様からの
質問にお応えする、
とした方がはるかに時間を
短縮できます。
けれど、
効率的にアウトプットしたことが
必ず相手に伝わるかというと
そうでもありませんよね。
例えば、
ある融資制度を紹介する場合にも
「新たに○○制度が用意されました。条件は□□で、△△のメリットがあります。」
と伝えるのか
それともそれぞれのお客様に対して
「新たに用意された○○制度であれば、条件を満たすので、以前に検討されていた★★の設備投資ができるかもしれませんが、検討されますか」
と伝えるのかで
伝わり方も変わりますよね。
後者のような伝え方をしてはじめて
その融資制度が自社にも影響があると
理解していただけるかもしれません。
相手の行動につながるように
ブログやSNSのようにネット上で
不特定多数を対象にアウトプット
する場合であれば、
相手に伝わったかどうかを
確認する機会もごく僅かです。
相手の行動につながったかどうか
も分りませんよね。
けれど、
目の前のお客様にアウトプット
する場合には、
アウトプットして伝えること自体
が目的ではありません。
あくまで
そのお客様がその内容を理解して
行動する、しないを意思決定
できるようにすること
が目的ですよね。
【編集後記】
お客様の意思決定につながるようにと
資料を作成すると時間が掛かります。
独立前には
そこまで時間かけたら大変だよ、
と言われたこともありましたが
今はそのようなことを言われる心配も
ありませんね。
あのときもう少し伝えておけばよかった~、
ということが起きないように
できる限りのことはしておきたいですしね。
【昨日の1日1新】
・モンテール 牛乳と卵のエクレア