会社のお金の共通言語を整えよう

前提を揃えるところからですね。

 

20190911

社員さんに伝える機会

ここ数年、お客さまの社員さんに
対して数字の話をする機会が
増えています。

社員さん向けのお金の授業という
研修をさせて頂くケースもあれば、
年度の計画発表会として
数字の計画部分を
私から発表するケースもあります。

毎月の幹部社員さんの集まる
打ち合わせに参加させて頂く場合には
部門別の実績数字をお伝えしています。

いずれのケースも
経営者の方が社員さんにも
もっと数字のことを理解して欲しい、
という想いを持っているからこそ
の取り組みなんです。

お金の共通言語を整えよう

会社やお店の売上や利益を
もっと伸ばしていこう。

そう考えるときには
社員さんの力は
欠かせませんよね。

でも、
社員さんが
売上や利益、経費といった
会社のお金についての
理解があいまいだと
どうでしょうか。

売上や利益を増やすために
何をすればいいか、
利益がなぜ必要か、
が分かっていなければ
間違った努力をする
可能性がありますよね。

ひとことに「利益」といっても、

「売上総利益(粗利)」

「営業利益」

「経常利益」

・・・

と何種類もあります。

社内で交わされる
「利益」という言葉が
どの「利益」を指しているか、
整っているでしょうか。

Aさんが言う「利益」は
「売上総利益(粗利)」で
Bさんが言う「利益」が
「営業利益」だとすると
話もすれ違いが起こります。

そういった話のすれ違いや
売上や利益を増やすための
間違った努力をすることを
防ぐためににも
社内で会社のお金の共通言語を
持っておいたほうがいいです。

お金の共通言語といっても
全員が「簿記」を学ぶ必要は
ありません。

まずは、
お金の流れが分かるように。

20190911_2

こういったブロックパズルで
全体像を理解する。

そして、
売上の構成要素が
客数、客単価、リピート率で
いずれかを上げれば売上が
変わること。

税金の支払いや
借入金の返済、
将来の設備投資のためにも
利益が必要であること。

給料などの人件費を増やすためには
粗利益のアップが欠かせないこと。

経営者と社員全員が
理解しているかどうかで
売上や利益への影響も
出てきますよね。

数字を理解することは個人にも会社にもプラス

会社のお金の流れなど
余計な知識は
社員さんには身に付けて
ほしくない。

そう考える経営者の方も
いると思います。

けれど、
会社のお金の流れを
知ることで、
社員さん自信が自分の
給料がどこから出てて、
給料を増やすにはどうすれば
いいかが分かります。

自分の給料は
会社に増やしてもらうもの、
ではなくて、
自分の給料を増やす努力は
自分でする。

そんな考えを持つことができれば
社員さんにとっても
会社にとってもプラスになるのでは
ないでしょうか。

どんな環境を作るか、
あとは経営者の仕事ですよね。

【編集後記】

台風に伴う千葉県での
大規模な停電が心配ですね。

医療機関や福祉施設、
復旧作業にあたっておられる方
などへの二次的な被害が
広がらないことを
願うばかりですね。

【昨日の1日1新】
・ButterflyBoard Pro A3

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