経費削減で利益は増えても将来の機会損失につながっていませんか。

経費の効果を見極めたいですね。

20201016

とにかく経費を削るはオススメしていません

お客様と一緒に計画の数字を
考える機会がありますが

利益を増やすこと

だけを考えると、

可能な限りの経費を減らす

という発想にも
なりかねません。

ただ、余程危機的な状況でない限りは
可能な限りの経費を減らすのではなく、
必要な経費の見極めをした上で
不要な経費だけを減らす
ようにしたいものです。

とにかく経費を減らすことで
利益が増えたとしても
一緒に働く社員さんや
取引先の企業の負担が
増えているかもしれませんよね。

経費削減で利益は増えても将来の機会損失につながっていませんか

経費削減を進めることで
確実に利益を増やすことに
つながります。

ただ、やみくもに
可能な限りの経費を減らすこと
だけを考えるのは
避けたいなと考えています。

たとえば、まだ大きな効果が
生まれていない広告宣伝費が
あったとします。

その経費を支払い続けることで
将来の新しい売上につながる
可能性が生まれるかもしれません。

社員さんの研修のための
経費を使うことで、
1年後、2年後、その効果を
実感できるときが来るかも
しれません。

目の前の利益を増やすために
経費を削減したことで、
将来生まれる機会を失う可能性がないか、
はよく考えておきたいところです。

経費を減らしましょう、ではなくこの経費は必要ですか?

お客様の数字を見ていると
特定の経費が計画よりも多額になって
想定していた利益を残せていない、
ということも起こります。

でも、だからといって

「この経費は減らしましょう!」

と言うことはなく、

「この経費は必要ですか?」

と確認するようにしています。

その経費を削減することで
将来の機会損失につながるかどうかは
経営者自身にしか分かりません。

その経費が
将来どんな効果につながるのか
を考えてみると
本当に必要な経費かどうか
も見えてきますよね。

【編集後記】

お客様に配布する年末調整の
資料の準備を始めましたが、
どこまでをどんな資料で伝えるか
悩みますね(^^;

改正内容など説明していた
お客様からも

「税理士さん、大変ですよね~」

と同情していただきました(^^;

【昨日の1日1新】

・とくになし

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