赤字の部門、商品、サービスの評価。計画があるから評価ができる。

赤字だからだけでは判断できません。

20211213

全体では黒字でも・・・

会社全体、事業全体では
十分な利益が出ている
からといって
安心できないことがあります。

複数の店舗を展開している場合に
一部の店舗では赤字が続いている。

値引き等により粗利益さえ
マイナスになっている商品を
販売し続けている。

特定のサービスに関しては
価格設定を失敗して
採算が取れない状態になっている。

会計ソフトなどで
部門別での経理をしたり、
個別に集計する仕組みを
取り入れることで
こうしたことも見えるように
なりますよね。

全体の数字だけを見ていると
こうした情報が入ってこないので
いつまで経っても
赤子を改善する対策が
取れないままにも
なりかねません。

赤字の部門、商品、サービスをどう評価するか

赤字の部門、商品、サービスが
発生していないか把握するために、
お客様には可能な範囲で
部門別会計を取り入れて頂いて
部門、商品、サービスなど
必要な単位で利益を確認できるように
していただいています。

人件費や経費を差し引いた
最終的な利益までを
把握できなかったとしても

売上から原価を差し引いた粗利益まで

は部門別などの数字を確認できるように
することをお勧めしています。

そうすることで
どの部門、商品、サービスの
利益が残りやすいか。
どの部門、商品、サービスの
利益が残りにくいか、
あるいは赤字になっているか
を確認できるようになります。

黒字の部門と赤字の部門の
どういったところに差があって、
それぞれ黒字になる理由、
赤字になる理由が分かれば
次なる手も打ちやすく
なりますよね。

そもそも赤字の部門、商品、サービス
がある場合に
それをどう評価するのかを
考える必要があります。

赤字だからといって
すぐに止めないといけないか
というとそうでもありませんよね。

当初数年間は赤字で
あったとしても
他の部門や商品、サービス
への相乗効果があるから
あえて取り組んでいること
もあるはずです。

赤字であったとしても
外部環境を大きく変わったときに
大きな柱にもなる可能性がある。

だからこそ
小さく始めて赤字幅が
大きくならないようにしながら
継続することを優先する、
という作戦もありますよね。

当初の計画をどう描くか

赤字という結果があったとしても
当初の計画がどうだったのか
によってその評価も変わります。

逆に十分な計画を作らずに
取り組んだことだと
赤字が出た時に評価する基準
がないので、
継続するか、止めるかの判断
も難しくなってしまいます。

事業を成功させるためには
計画を立てることが欠かせない、
とよく言われますが、
成功とは言えないときの
判断のよりどころのためにも
計画が必要になるということ。

予定していたことが
上手くいかなかったときの
リスクを減らすためにも
計画作りが欠かせませんね。

【編集後記】

昨日は事務所へ出勤しました。

年末年始は息子たちの冬休みで
出勤できない日がいくつかあるので
できる限りの前倒しを進めます(^^;

【昨日の1日1新】

・ある意味突き抜けた接客のお店

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