社員に会社の数字を公開にする前に考えておくこと。

公開は慎重に。

20180831

よく話題になります

経営者の方との話の中で
話題になることの1つが

「社員に会社の数字をどこまで公開するか」

です。

経営者によって、
会社によって、
業種によって
考え方はほんとバラバラ
なんですよね。

会社の数字は知らなくていいから
とにかく目の前の仕事を
しっかりしてくれたらそれでいい。
という経営者の方もいます。

一方で、
会社の数字は売上や原価、粗利
だけでなく、最終的な利益まで
オープンにして、
利益を意識して仕事をして欲しい、
と数字をオープンにされている
企業もあります。

私も公開するべきか、
相談を受けることがありますが、
こればっかりは
ケースバイケースですし、
慎重に考えて頂くように
お伝えしています。

社員さんに会社の数字はどこまで公開する?

これから会社の数字も
社員さんに公開して、
より数字を意識した
仕事をして欲しい。

経営者の方がそう考えることも
よく分かります。

ただ、
社員さんに会社の数字を公開する前には
よく考えておかないといけません

1. 一度公開したら戻れない

経営者が会社の数字を
社員に一度、公開すると
もう「公開しない」過去には
戻ることができなくなります。

会社の数字が悪いときだけ
数字を公開して、
社員さんに危機感を感じてもらう。

会社の数字がいいときだけ
数字を公開して、
社員さんに達成感や安心感を
感じてもらう。

一度会社の数字を公開すると、
経営者の都合で
会社の数字を公開したくない、
なんてことは言えなくなりますよね。

会社の数字があまりに悪いと
不安感を与えるかもしれませんし、
会社の数字が良すぎると
給料やボーナスを上げて欲しいという
不満が生まれたりするリスクが
あるわけです。

それでも、どんな時でも
社員とは数字を共有していく。

そんな覚悟を持っておかないと
いけません。

2. 公開する範囲をどうするか

会社の数字を社員に公開すると決めたら、
今度はどこまで公開するかを
決めておかないといけません。

もちろん段階的に公開する範囲を
広げていく、という手もあります。

公開する範囲の例としては

・売上高だけ(店舗や部門、サービスや商品別など)

・売上高から原価、粗利(売上総利益)まで

・売上高から経常利益までの全体

・売上高から経常利益、さらに税金や借入返済額などまで

といろんなパターンが
考えられます。

また公開の仕方についても
消耗品費や地代家賃、通信費・・・
など細かい科目の単位で公開すること
もあれば、
ビジュアルで全体像を伝える方法も
あります。

ビジュアルで全体像を伝える場合には
西順一郎先生のSTRAC表を元に作られた
和仁達也先生の「お金のブロックパズル」
で伝えると分かりやすいですね。

20180730_1

いずれにしても
数字を公開することで
社員さんに何を期待するか、
で公開範囲を決めるといいですね。

3. 会社の数字のレクチャーをセットで行う

会社の数字を公開する前に
行っておきたいことは
社員さんに対して
会社の数字のレクチャーを行う、
ということです。

経営者はいつも数字を見ていますし、
経理担当者や税理士から数字の
説明を受けることも多いので
会社の数字に対する一定の理解が
あるはずです。

でも、社員の立場からすると
会社の数字なんて見たことない、
なんて人もいるわけです。

そんな状態で、
いきなり会社の数字を説明しても
なかなか頭に入ってきません。

しかも、
会社に利益があることが
分かったとしても、
なぜ利益が必要になるのか、
といったことを理解していなければ、
利益があるなら給料を上げてよ、
なんて思われかねませんよね。

ちなみに、
社員さんに対するお金の授業
のご依頼を頂くこともありますよ。

伝える以上に環境づくり

社員に会社の数字を
公開することで、
経営者と社員さんの情報量の
ギャップを減らすことが
できます。

共通言語、共通の目標が
生まれることで
会社の一体感にもつながります。

そういう意味では
社員に会社の数字を公開すること、
の意義は大きいと感じています。

ただ、伝えること自体が目的
ではありませんし、数字を伝えた上で、

・仕事に対する数字の意識を高める

・仕事をした結果を残すことによる達成感を感じてもらう

が目的のはずです。

そのためにも伝えること以上に、
伝える環境を整えることですね。

伝え続ける覚悟を持ち、
公開する範囲を決め、
会社のお金の理解をした上で
数字を伝えて
環境を整えましょう。

【編集後記】

昨日は午前、午後と
それぞれお客さまとの
打ち合わせでした。

今後の展開を伺い
ワクワクしながらも
その展開が上手くいくように
サポートをしていかないと、
と気も引き締まりますね。

【昨日の1日1新】

・プレミアムどら焼き

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