利益を生む、生まないで分けて考えてみましょう。
年末調整の電子化が検討されています
10月も下旬に入り、
年末調整の季節が
近付いてきましたね。
年末調整の仕事は
11月から1月にかけて
従業員さんから会社へ、
会社から従業員さんへ、
会社から税務署や市町村へと。
それぞれの間で
書類とお金が動くので
けっこう手間の掛かる
仕事だったりするんです。
で、そんなこともあって
国はこの年末調整の電子化を
検討しています。
従業員さんが
保険会社や銀行などから
控除証明や残高証明を受け取って、
その内容を申告書に書き込んで
会社に提出する。
この流れの部分を電子化
しようというものです。
まだまだ
時間は掛かりそうですが、
効果的な仕組みを作って
欲しいですね。
日本全体で、
年末調整という業務のために
費やしている時間とお金、
別のコトやモノに活かせれば
いいなと感じます。
社内の年末調整の効率化は?
国が年末調整の電子化により
効率化や省力化を目指す一方で、
会社単位での年末調整での
取り組みはどうでしょうか?
社内の年末調整の業務自体を
もっとスムーズにできないか。
年末調整に必要な
毎月の給与計算が効率的に
できているか。
この視点を持っておくことは
大切だと思います。
私の事務所の場合だと、
お客様には
クラウド型の給与計算ソフトを
使って頂いて、
毎月の給与計算はお客様で、
年末調整は私の事務所で、
と役割を分担とするケースが
多いです。
この形に変えたことで、
お客様側での給与計算では
・毎月の社会保険料や源泉所得税の計算が不要
・給与計算で気になることがあれば税理士事務所に確認できる
・一覧表や管理資料は自社でいつでも出力可能
・従業員の情報と紐付けてマイナンバーを管理することができる
ようになりましたし、
税理士事務所側で行う年末調整も、
・お客様から給与計算の情報を集める必要がない
・従業員の個人情報もお客様側でメンテナンスして頂ける
ことで効率化に繋がっています。
利益を生まない部分から効率化
仕事の効率化させることが大切!
世間的にも残業時間削減などで
仕事の効率化はキーワードに
なっていますが、
何がなんでも効率化して
いいわけじゃないですよね。
まずは
利益を生む部分と
利益を生まない部分を分ける。
そして
利益を生まない部分から
効率化を考えること。
お客様と接する時間だったり、
商品やサービスの内容を考えたり、
その質を高めることのような
利益を生む部分ではなく、
給与計算や年末調整のような
利益を生まない部分を効率化させる。
売上や利益に直結する業務
じゃなくても
効率化させることで、
時間短縮が利益アップに
つながることにもなりますよね。
さらに、
「仕事の効率化」
というとやる気がわかなくても、
「隠れた利益を見つけ出す!」
とするとやる気が生まれませんか。
【編集後記】
年末調整もそうですけど、
給与計算ソフト自体を
国で用意する、
なんてできたら効率的だと
思うのですが…。
ネット上のクラウド版と
PCにダウンロードするものと。
クラウド版を使えば、
源泉所得税は自動計算、
住民税は市町村からのデータが
自動連携されて、
所得税や住民税の納税は、
ネット振り込みに連動。
社会保険の等級の更新や
社会保険や労働保険の申告、
年末調整での税務署や各市町村への
報告も全てネット上で完結。
いかがでしょうか。
【昨日の1日1新】
・アボガドクリームチーズ味のラスク
【昨日の1日1捨】
・自宅にある不要書類