まずは行き先の確認から。
融資は決算書の評価に左右される
事業を安定して続けていくために、
新たな取り組みをするために、
金融機関から融資を受けることは
とても有効な手段になります。
売上から経費を引いて残った
利益からお金を残していくことに比べ
融資を受けることで一気にまとまった
お金を確保することができます。
それによって
経営の安全性を高めたり、
大きなチャレンジをする
ことができるわけです。
ただ、思うような金額の融資を
受けることができるかどうかは
会社がこれまで
どんな成績を残してきたか、
今のどんな状態なのか
に左右されます。
つまり、
決算書の評価に左右される
わけです。
これからの事業の成長性が見込めるから
といっても
金融機関の立場としては
実績である決算書の情報を
よりどころにせざるを得ません。
融資を受けたいと考えるときには、どんな決算書を目指すかを考える。
これから事業を拡大するにあたり
融資を受けたい。
より事業を安定させるために
融資を受けたい。
こうした考えがある場合には
今後の決算でどんな決算書を目指すかを
考えるようにしましょう。
お金を貸す側である
金融機関にとってお金を貸してもいい、
と判断できるような決算書を想定して、
その決算書を残すことを目標に
するわけです。
具体的には
・融資を受けたお金の返済に困らないような利益を残せている
・会社が役員個人にお金を貸し付けているような実態がない
・売掛金や商品在庫などの金額が不自然な高い金額になっていない
・すぐに支払いが必要になる買掛金や未払金に対して十分な現預金がある
など、といった状態です。
利益を残すためには
安易な値引きをしない、
無駄な経費を使わない
といった取り組みが必要です。
会社が役員個人に貸し付けているお金
があるようであれば、
決算まで返済してもらうようにする。
回収が困難なことが明らかになった
売掛金があれば貸倒れの処理を行う。
販売が不可能な在庫商品の
セール販売や廃棄処理を行う。
など、
決算時点でどんな決算書を目指すかを
考えることで必要な取り組みも
明らかになるわけです。
理想の売上や利益だけでなく、理想の決算書を考える
売上を増やして、利益を残す
理想の売上や利益を目指すだけでなく
理想の決算書を考えるようにしてみましょう。
次の決算書では
預金残高を増やせるように
回収不可能な売掛金が残らないように、
販売不可能な在庫が残らないように
経営者自身が内容を把握していない
資産や負債が残らないように。
どんな決算書を目指していきますか。
【編集後記】
今週の平日に迎える次男の誕生日に
先だって昨日は誕生日パーティデー
としました。
誕生日ケーキやプレゼントなど
次男は1日楽しんで夜にはいち早く
眠りについていました。
そしてわが家のNintendoSwitchも
2台体制に。
兄弟ケンカが減りそうです(^^)
【昨日の1日1新】
・NintendoSwitchあつまれどうぶつの森セット