ついつい手段を優先してしまわないように
手段にこだわりすぎると・・・
お客さまとのやり取りの中で
気を付けないといけないな、
と感じることの1つが
手段にこだわりすぎること
です。
「○○制度を採用した方が税金の負担を抑えることができます」
「□□を利用した方が業務の効率化につながります」
確実にメリットを得ることができる
手段があったときに
その手段を採用することありき、
で話しをしてしまっていないか
と考えることがあるんです。
手段だけにこだわらず感情を理解して手段を選ぶ
お金や時間のことだけを考えると
メリットがあることは確か。
そんな手段であっても
これまで長年慣れ親しんだ方法から
切替えることについて
不安やストレスを感じる方が
いることも確かです。
慣れていることと
慣れていないこと
を比べると
誰でも慣れていないことに対しては
多少なりともストレスを感じますよね。
これまでにない新しいこと、
変化を求めるようなこと
を相手に提案、依頼する場合には
ストレスを感じている相手の感情の理解
を欠かさないようにしたいものです。
相手の感情を少しでも
理解しようとすれば、
確かにいい手段が目の前にあったとしても
その手段を取り入れる時期を工夫したり、
段階的に移行する方法がないか、
を考えることができますよね。
例えば、
これまで会計事務所とのやりとりが、
次のようなケースだった場合で考え見ましょう。
対面や電話でコミュニケーションを行い
請求書や通帳のコピーなど紙の資料を手渡しで受け渡し、
会計事務所がで会計ソフトへの取引登録を行い、
数字の報告も対面で紙を使って行う。
面談は全てリモート、
電話は原則禁止でメール等の
コミュニケーションに限定する。
紙の資料のやりとりを廃止し、
お客さま側でクラウド会計ソフトに
取引の登録を行う。
数字の報告もリモートでペーパーレス
に切替える。
手段としては効率的な方法で
感染症などのリスクも減らすことができ
手段として間違っているわけでは
ありませんよね。
ただ、これだけの変化を
受ける側の感情を考えると、
どうででしょうか。
変化を一気に受け入
れること
には相当のストレスが発生するはずです。
相手の感情を考えると
部分的に取り入れやすいところから切替えて、
慣れてきたら徐々にその範囲を広げる。
そんな方法もありますよね。
お金や時間も大切だけど感情も大切
ものごとを判断するときに
お金や時間だけの尺度になっていないか
は注意する必要があります。
儲かるか、儲からないか、
効率的か、効率的でないか
といった尺度だけでなく、
相手、周りの人の感情はどう変化するか
にも気を配っておきたいものです。
お金や時間も大切だけど
同じぐらい感情も大切です。
【編集後記】
昨日は交渉人役場に立ち寄る用事があったのですが、
窓口オープンまで少し時間があったので近くのカフェへ。
初めてのカフェでいい気分転換になりました。
【昨日の1日1新】
・Stumptown Coffee Roasters