よく回すほどよくなります
在庫の金額に驚くとき・・・
いろいろな会社やお店の
数字を確認する機会がありますが、
在庫、棚卸の金額に驚くことが
あります。
例えば、
在庫の金額と
1年分の売上高の金額が
ほとんど変わらないケース。
モノを販売する上では
ある程度、品揃えを良くしないと
売れない、というケースも
あるでしょうから、
まとまった在庫を抱える
ということも必要でしょう。
そのため、
適正な在庫の金額がいくらか、
ということは
私には分かりません。
その業界、業種で
必要な在庫の量というものが
ありますからね。
でも、
在庫の金額が多いときに
ついて回るのが、
不良在庫の存在
です。
もう型遅れになってしまった、
何年も在庫になったまま、
キズなどがあり定価で
売れなくなった、
そんな不良在庫、
残っていたりしませんか。
お金を回すために在庫も回す
在庫の金額が多い会社やお店で
共通することが
資金繰りに苦労している
ということだったり
するんです。
在庫が増える原因には
こんなことがありますよね。
・商品を仕入れても、材料し仕入れ、加工してもすぐには売れない。
・品揃えを良くするためには新商品を増やさないといけない。
・棚卸しを定期的に行っておらず、仕入れなくてもいいものまで仕入れている。
いずれも仕入れをするために
お金を使わないといけません。
にも関わらず、
モノが売れているわけではないので
お金は入ってきません。
お金は入ってこないのに、
お金が出ていくわけです。
当然、手元のお金も
減っていきますよね。
手元のお金を減らさないためにも、
在庫を回していく、
仕入れる量と同じくらい
モノを売っていかないといけない、
わけです。
品揃えを強化するために
在庫を増やす努力も必要ですけど、
不良在庫が残ったり、
在庫が増えたりしないように
なんとかして売る努力も必要、
ということです。
モノを売って
獲得したお金の範囲内で
仕入れをしていくことを
徹底していれば、
資金繰りも苦しくなりませんよね。
棚卸しの頻度を上げる
お金が回り、お金に困らない経営
を目指すためにも
在庫の棚卸しを頻度を上げること
も考えてみましょう。
決算の時だけしか
棚卸しをしていない。
そんな会社やお店も少なくありませんが、
年1回ではなく年2回にしてみる。
決算ではないタイミングで
棚卸しをすることで、
不良在庫を抱えていないかを
より早く確認できますし、
不良在庫になりそうなものが
あればいかにお金に変えるか
を考えることができます。
棚卸しの数を増やさなくても
在庫管理のソフトを
活用する手もあります。
1つ1つ数える棚卸しをしなくても
在庫管理のソフトを確認すれば
現在の在庫の状態も分かる。
そんな状態であれば、
毎月の利益もより正しい数字で
確認することもできますよ。
お金が足りない、状況をなくす
ためにも在庫を管理して、
在庫を回していきましょう。
【編集後記】
今年もIT導入補助金の制度が
実施されます。
補助の上限も450万円と
昨年に比べて補助額が
大幅アップしています。
在庫管理システムの導入に
活用してもいいかもしれませんね(^^)
【昨日の1日1新】
・鈴屋将経 黒糖どら焼き