価格だけを基準に仕入れをしていませんか。仕入の後のイメージを。

まとめて仕入れた後はどうなりますか

20220522

棚卸の頻度

毎月、定期的に棚卸を行うことで
より正確な利益、売上総利益の
計算ができる。

そう分かっていても
人数が少ない法人や個人事業の場合
であればなかなか棚卸をすることに
時間を割けないことが
少なくありません。

決算のときには棚卸しを行うけれど、
毎月、その他の業務を止めてまで
棚卸しに時間を掛けることができない
ということが実情です。

そのため
毎月の売上総利益、利益の確認
をする場合にも、
棚卸がされていないことを前提に
数字を確認して頂いています。

いつもよりも原価率が高くなっていたとしても

「原価をもっと抑えましょう」

という話しではなく

「月末時点に在庫が増えていませんでしたか?」

「先月、何か仕入が増える理由はありましたか?」

と確認して、その原因を確認するんです。

価格だけを基準に仕入れをしていませんか

いつもより原価率が高くなっている
理由を確認した際、
返ってくる回答に1つに

「材料が価格が安かったのでまとめて仕入をした」

というものがあります。

様々な価格の高騰が進み、
モノによっては仕入が困難になっている
ケースがある以上、
必要な材料があって
安い価格で仕入ができるのであれば
まとめて仕入れをすることも
分からなくはありません。

また、
まとめて仕入れをしたものが
数ヶ月以内に売上につながる
見込みがあるのであればいいでしょう。

けれど、価格を理由に
まとめて仕入れをしたものの
販売する見込みがないまま
その在庫が眠り続ける状況に
なっていることはないでしょうか。

せっかく安く仕入れが
できたとしても
その商品や材料が
販売されないままであれば
その仕入に使ったお金は
ずっと眠っているわけです。

通常より多く仕入をしている
となれば資金繰りにも負担が
出てしまいますよね。

手元の資金の状況で判断が変わる

仕入をしてすぐに販売できる見込み
がなかったとしても、

・長期的に見れば必ず販売できる、もしくは製品化して販売できる

・手元の資金に余裕があり、数ヶ月売上が0になって固定費や返済の支払ができる

状態であれば
価格を理由に通常よりも多い仕入
をしても問題ないと考えています。

つまり、
普段からいかに手元の資金を増やしておくか
が問われるということです。

利益の蓄積だけでなく
借入金を利用するなどして
手元の資金を増やしていくこと。

経営の安全性を高めるという
目的がありますが、
それだけでなく

経営判断の選択肢を増やすため

にもなりますよ。

【編集後記】

自宅の物置きとして使用していた部屋
を私の寝室として使うようになったのですが、
昨日はその部屋にエアコンを設置しました。

電器店では分からなかったのですが、
設置してみるとかなり前にせり出す形状でした。

工事の方に聞くと縦、横の長さが決まっているので
機能を盛り込むためには前にせり出すしかなく
高機能になるにつれ前にせり出すようになっている
ようです。

理屈は分かるものの大きな地震の際には
落下しないか心配ですね^^;

【昨日の1日1新】

・新しいエアコン

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