棚卸で得られることは大きいです。
在庫棚卸の大切さ
モノを作って売る、
モノを仕入れて売る、
こんなビジネスを
している場合、
決算のときに行うのが
在庫の棚卸し(たなおろし)です。
棚卸とは、
ある日時点で残っている
商品や製品、材料などの数を
数えること。
さらに、
それぞれの単価も確認することで、
金額にしていくらの商品、
製品、材料が残っているかを
確認することです。
なぜ、確認するかというと、
残っている商品や製品、材料の
金額の価値を計算しないと、
正しい利益が計算されないから。
こちらの記事でも棚卸の
大切を解説しました。
https://balance-blog.com/archives/3229
在庫の棚卸をすることは
お金を数えるのと同じです。
年1回ならまず年2回に
この在庫の棚卸をしない限り
正確な利益が計算できません。
でも、在庫の数を数えることは
手間がかかります。
中小企業の場合、
決算時、年に1回だけ棚卸をする
ケースも少なくありません。
でもちょっと待ってください。
棚卸をしないと正確な
利益が計算できないのです。
ということは、
1年間、棚卸をしないと
どうなるか。
毎月の売上とそれまでの累計の売上
毎月の利益とそれまでの累計の利益を
確認して、
今年は順調だ!
そう理解していたとしましょう。
でも、
棚卸をし、その金額を加えてみると
粗利益が15%も減れば、
そこから経費を引くと、
一転、赤字に・・・
こんなことが起きてしまうんです。
理想は毎月、棚卸をして
正確な利益を計算すること。
でも棚卸をするために
営業を止めないといけないとなると
年に12回も営業を止めるわけ
にもいきません。
なので、
年1回しか棚卸をしていない
のであれば
まずは年2回棚卸をすること
を考えてみましょう。
半年経過したときでも
9ヵ月経過したときでも
いいです。
年の途中で在庫の棚卸をして
正確な利益を計算する。
そうすれば、
黒字なのか赤字なのかも
ハッキリしますし、
途中での売上から原価を
引いた粗利益も分かります。
粗利益の率がいつもと違う
ようであれば原因を探る
きっかけにもなりますよね。
他にも決算までの利益の予想も
より正確になり、納税の予測、
そのためのお金の準備にも
つながります。
まとめ
在庫の棚卸をして
はじめて正確な利益が
分かります。
年1回だけ、決算のときに
在庫の棚卸をして
決算日を過ぎてから
はじめて正確な利益が判明する。
そんなことにならないよう
まずは年の途中でも1回、
年2回の棚卸をしてみましょう。
【編集後記】
棚卸の回数が増えれば、
正確な利益が分かるだけでなく、
どうすれば棚卸を効率的にできるか、
Excelやソフトの導入なんかを
考えるきっかけにもなりますね。
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