常に見られている意識を持つこと
経営数字を見ること
税務顧問として関わる際に
取り組んでいることの1つが
経営数字を見る機会
を作ることです。
こうした取り組みをしなくても
定期的に経営数字の実績を確認している
経営者の方もいらっしゃいますが、
一方では、経営数字を定期的に
見ていない経営者の方もいらっしゃいます。
例えば、
毎年の決算書ができたタイミングで
始めてその年の経営の数字を確認している
なんてケースもあります。
決算書ができた時点では
もう既に過去の数字でしかなく
決算書を見て新たな行動を
取ったとしても、
その行動の結果は次の年の
決算書でしか確認できませんよね。
こうしたことにならないように
あくまで年の途中で
定期的に経営数字の実績と
決算までの見通しを確認して頂く
ようにしているのです。
経営数字を「見るため」から「見せるため」に広げる
経営数字を「見るため」には
その数字がタイムリーに集まる
仕組みを考える必要があります。
定期的に経営数字の実績が分かるように
どのような経理業務の流れにするか、
会計ソフトへのデータ登録の方法を
誰がどのように効率的に行うのか、
そして定期的に確認する場をいつ取るか
を考えて実行していきます。
こうして経営数字を「見る」環境
が整っていきます。
ただ、
経営数字を「見るため」のもの
では終わらせず
「見せるため」のものに変えて
頂く必要もあると考えています。
経営数字を経営者自身が見るだけ
ではなく「見せる」わけです。
例えば、
金融機関から融資を受けている場合
であれば毎年の決算書を提出すること
があるはずです。
融資を受けて順調に事業が進んでいるのか
経営数字を見せて証明したいですよね。
さらに、新たな事業や新規出店に
取り組むような時には
金融機関に融資の打診も必要
になるわけです。
設備投資に必要な資金の融資
をしてもらえるようにするためにも
いかに評価してもらえる
経営数字を残せるか
が求められますよね。
また、一緒に働くメンバーと
経営数字を共有する場面が
出てくることもあります。
売上や粗利益の状況だけでなく、
幹部メンバーであれば
経費を差し引いた利益や
借入金の返済まで含めた
キャッシュフローの状況までを
共有するケースもあります。
経営者にとって経営数字が
自分が「見るため」のものから
「見せるため」のものに変わる
わけですよね。
環境を変えて基準を上げる
経営数字を経営者自身が
確認するためのものから
金融機関や社員などに
見せるものに変える。
業績を報告する機会や
事業の計画を発表する機会を
設けるなど環境を変えることで
目指す数字の基準も上がったり
達成するための行動力を
高めることができますよね。
【編集後記】
昨日の午前中はお客様との
オンラインでの経営ミーティング
でした。
経営数字を見せるための準備について
打ち合わせを行いました(^^)
【昨日の1日1新】
・雪塩さんど