定量目標をビジョンに掲げるリスク。目的に近付くビジョンかどうか。

そのビジョンはどう伝わっていますか

20220626

定量目標がビジョンになっているケース

売上目標1億円!
100人体制の実現!
10拠点への進出!

将来、実現したい理想の状態
であるビジョンとして
こうした定量目標を掲げている
ケースを見聞きすること
が少なくありません。

定量目標をビジョンとして掲げることで
経営者にとっては
そのビジョンが達成できたかどうか、
達成に近付いているかどうか
が分かりやすいというメリット
があります。

事業が順調に進んでいる限り
そのビジョンの達成にも
近付いていくでしょうから
近付いていると実感できること
が大きな後押しにもなりますよね。

定量目標をビジョンに掲げるリスク

経営者にとっては分かりやすい
定量目標を掲げたビジョンも
それ自体がリスクにもなり得る
と考えています。

例えば

「100人体制の会社にすること」

をビジョンに掲げていた場合
で考えてみましょう。

経営者にとっては
時間の経過とともに
社員数が100人を超えることで
会社が大きくなったこと、
その影響力が高まったこと
を喜ぶことだと思います。

けれど、
社員の立場からすれば、

社員数が100人になったこと

はどんな意味をもたらすでしょうか。

社員からすれば自分自身は
1人の社員でしかありません。

100人を達成するための
100人のうちの1人になることが
会社のビジョンを達成するために
つながっただけですよね。

100人体制に会社にすることに
どんな意義を見出すことって
なかなか難しいのではないかな
と感じるんです。

その企業で働くことの意義が
薄れてしまうリスクになりかねません。

社員だけではありません。

取引先の立場から考えても
対象の企業が100人規模の会社になること
でどんな影響を受けるのか
は見えませんよね。

いくら相手の会社が大きく
なったとしても
取引先の企業からすれば
1つの取引先にしか過ぎません。

取引先の企業が大きくなることで
経営が安定するのであれば
それはメリットにはなり得ますが。。

目的に近付くビジョンかどうか

将来、実現したい理想の状態である
ビジョンが現実になったときに
どんな影響をもたらすか。

事業を行う上でも目的に
近付けるのビジョンになっているか。

100人規模の会社になること

というビジョンであっても
100人規模になるからこそ
実現できることが何か
が明らかになっているといいのですが
そうではないとどうでしょうか。

経営者が実現したいだけの
形だけの目標にならないような
ビジョンを掲げるようにしたいですね。

【編集後記】

昨日は京都御所で
ブログなど書いた後に
事務所へ出勤しました。

夏の日差しを浴びる緑が
一段とまぶしく輝いてきましたね。

暑さとはひきかえになりますが
夏の緑も映えますね^^

【昨日の1日1新】

・焼肉ホルモンやる気烏丸御池店

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