すれ違いにならないように。
ことばの定義を決めないと・・・
こんなやりとりってありませんか。
税理士
「社長のところはしっかり儲かってますね!」
社長
「いやいや、そんなことないよ〜。現に売上は下がってるし」
税理士
「でも、利益は去年より増えてますし、お金も残ってきてますよね。」
社長の中では「儲かる」の定義は
売上が増えることなのに対して、
税理士の「儲かる」の定義が
利益が増えて、お金が増えること、
になっていると
こんなすれ違いが起きてしまいます。
他にも
ある社長が
「税金の支払いが少なく済んでいい決算だった」
と言ったしても、
私であれば
「利益が出てなくて、お金が目減りしています。
来期はしっかり利益を出していい決算にしましょう」
とお伝えします。
「いい決算」の定義も
人によってバラバラですよね。
ことばの定義を決めて目的をもって取り組む
昨日から会社やお店の
理念をどう作ってどう実現していくか、
そんな取り組みを学びに講座に
参加しています。
その中でもまず出てくるのが
「理念」って何なの?
という「理念」ということばの定義を
明らかにすることです。
講座なので、
当然「理念」ということばを
どう定義づけするかは
解説して頂きました。
けれど、
世の中の多くの会社やお店、
社長さんや社員さんが使う
「理念」という
ことばの定義はバラバラです。
定義がバラバラな人どおしで
「理念が大切だ〜」
といっても話が伝わることは
ないはずです。
社長が
「わが社の理念は〜」
という話をしたところで
社員さんからすれば
その話も右耳から左耳へ
すり抜けていきます。
まずはことばの
定義を決めないと
いけませんよね。
社長の中で
「理念」とは
こういうものだ。
ハッキリと人に言えるものに
なっていればその「理念」も
人に伝わります。
さらに
「理念」を作った目的も
ハッキリしておかないと
いけませんよね。
なぜ、会社の「理念」を
作ったのか、
あるいは作ろうとするのか。
ことばの定義を決めて
目的をもって取り組む、
そんな意識をもっておきたい
ものです。
ことばの捉え方は人それぞれだからこそ
せっかくいい話を
しているのに伝わらない。
こんな思いをしたこと
ありますよね。
ことばの定義を揃える
ことがなければ、
その捉え方は人それぞれです。
だからこそ
扱う「ことば」の定義は
大切にしたほうがいいですよね。
【編集後記】
昨日からは
久々に連続講座の参加です。
これから1月にかけて
アウトプットとインプットを
重ねていきます。
【昨日の1日1新】
・理念実現コンサルティング 習得実践講座
・炭火焼 炉暖 やきうしや 新大阪東口店