原因を考えることが次につながります。
※帷子ノ辻、「かたびらのつじ」といいます。ご参考まで(^^)
JRのベンチの向き知ってます?
この写真、何か違和感ありませんか?
JR西日本の駅のホームにあるベンチ。
向きがいつもと違いますよね。
「酔っ払いの転落事故」を防ぐための
JR西日本の取り組みなのです。
酔っ払いによる線路への転落事故の6割が
「線路に突然歩き出してそのまま落ちる」
のようです。
そこで酔っ払いが
ベンチから立ち上がって歩き出しても
線路に向かうことのないよう
ベンチの向きを変えているのです。
これって
「起きている事」の事象ではなく
「なぜ起きているか」の原因にも
着目していますよね。
転落事故という事象にだけ着目すると
「ホームドアを設置する」
「カメラを設置する」
などの対策になります。
けれど
「突然線路に向かって歩き出す」
という原因に着目することで
新たなアイデアが生まれます。
ホームドアやカメラよりも
コストもかからないのに効果
ありそうですよね。
何が起きているかじゃなく、なぜ起きているか?
何が起きているという事象じゃなく、
なぜ起きているのかという原因に
着目することが大切です。
お客様と税理士の関係でよくあること
お客様に決算資料の提供をお願いする場合、
毎年、資料やデータをご提供頂くタイミング
遅くなるお客様がいらっしゃいます。
「資料の提出が遅い」という事象に
だけ着目してしまうと、
「〇月〇日までに提出してくださいね」
という締め切りを早く伝えたり、
何度も催促する
といった対応になってしまいます。
お客様にとっては耳の痛いお話で
税理士側もなぜ資料の提出が遅くなるのか
とお互いストレスを抱えてよくないです。
なぜ起きているかを考えることができると
こういった時は
お客様の資料の準備が遅くなる原因
を考えた方がいいです。
決算の時だけ
資料の準備が遅くなるのでなく、
毎月の経理自体が遅れているから
決算の時も資料も準備が遅れる、
など原因があるはずです。
原因が分かれば対応も変わります。
次の決算に向けて
毎月の経理が楽になるように、
無駄な業務がないか
別の方法がないかを
提案できるようになります。
まとめ
「なぜ?」
「なぜ?」
「なぜ?」
「WHY」を3回繰り返す、
とか言いますよね。
ついつい
事象にだけ目が行きがちですが、
「なぜ?」という
原因に着目する意識を持って
おきたいですね。
【昨日の1日1新】
・plug078(コワーキングスペース)
・珈琲屋OB 神戸店
【編集後記】
昨日の午前中は神戸での用事。
その後の時間も有効利用しようと
初めてコワーキングスペースを
利用しました。
昨日訪れたところは
利用されている方の雰囲気もよく
仕事が捗りました。
気分転換に場所を変えて仕事するのも
ありですね(^^)