そのお金の使い方にストーリーはありますか?

そのお金の使い方にストーリーはありますか?

20161116

※子供へのプレゼントならストーリーがありますよね。

「そのお金のムダづかい、やめられます」

タイトルが気になり、
こちらの本を読みました。

「そのお金のムダづかい、やめられます」

なぜムダづかいをしてしまうのか、
ムダづかいをさせてしまうような
脳のクセがあるそうです。

その脳のクセによって
余分なものまで買ってしまう。

だから、
その脳のクセを知って
対処をしましょう、
ということです。

どのような脳のクセがあって、
それにどう対処するのか
たくさんの事例が紹介されて
いましたが、
もっとも印象に残ったのが
こちらです。

お金の使い方について
「ストーリーで捉える視点」
を持つということです。

同じお金の使い方であっても
どんなストーリーを描くかによって
浪費にも自己投資にもなります。


例えば、
お金を払って
英会話教室に通う理由が
「かっこよさそうだから」なのか
「自己投資のため」なのか、
で大きく変わりますよね。

ビジネスでのお金の使い方も同じ!

ビジネスにおいてのお金の
使い方でも同じです。

「ストーリーで捉える視点」
を持つことで、
お金を掛けることが本当に
必要なのか、
そうでないのかの判断が
できるようになります。

年末に従業員に支払うボーナスで
考えてみましょう。

節税のために支払うボーナス

今年は会社の業績も順調で
利益も出ているので、
節税もなるから
ボーナスを例年より増やそう。

こういったケース、
よくありますよね。

経営者の立場からすると
従業員のやる気につながり、
節税も兼ねることができる、
そんな判断になることが
少なくありません。

けれど、
従業員の立場からすると、
「今年は会社が儲かっているらしいから
いつもよりボーナスが多い、ラッキー」
そんな風に取られてしまう
可能性もありますよね。

こうなると
せっかく増やしたボーナスも
節税のためだけの出費
となりかねません。

従業員のために支払うボーナス

同じボーナスを例年より
増やすにしても
こういうストーリーが描けたら
どうでしょう?

今年の業績が実現できたのは、
従業員の成長や頑張りのおかげ。

その成長や頑張りについては
きちんと個別にフィードバックをした上で、
一人一人にボーナスの金額も伝えよう。

従業員に困っていることが
ないかも確認し、
今後、こちらが期待することも
話をしてみよう。

このボーナスを使って
従業員の年末年始の
プライベートが
充実するといいな。

そう考えて、
従業員とも
コミュニケーションを
取りながら
支払ったボーナスであれば
決して浪費には
なりませんよね。

従業員の満足感や
モチベーション
も高まる可能性、
ありますよね。

まとめ

そのお金を使う前に
「どんなストーリーが描けるか」
を考える。

そして、
そのストーリーに
納得ができれば
お金を使う。

そんな発想を
心がけたいですね。

【編集後記】

節税になるから
ボーナス増やそうと思います。

そう相談を受けたときは
いつもこう答えています。

従業員さんの立場で
考えるとどう感じますか?

従業員の立場からすると
ボーナスを増やしてもらった
ことは嬉しいかもしれません。

けれど、
節税の理由だけで
ボーナスが増えたと
分かれば嬉しさも
減りますよね。

経営者がきちんと
想いを伝えることが
大切ではないでしょうか。

【昨日の1日1新】

・カリテ チキン唐揚げランチ

【昨日の1日1捨】

・事務所に残っていた空き箱類

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