決め方は決まっていますか
社員に還元したい
利益を残すことができれば
頑張ってくれている社員に
業績に応じたボーナスを支給したい。
そう考える経営者の方は
少なくないと感じています。
私がお話しさせて頂くのは
中小企業の経営者の方ばかりですが
業績に連動した賞与の金額
を計算するような制度まで
整えていないところがほとんど
なります。
そのため、分配ができそうな時に
どのように分配すればいいか
が悩みの1つだったりするんです。
せっかくの経営者の方の想いなので
納得のいく形で分配したいですよね。
賞与(ボーナス)の決め方を決める。何を根拠に、どう伝えるか。
業績に連動した賞与の金額なので
経営者自身の鶴の一声で決めること
も何ら問題と考えています。
ただ、
ボーナスをもらう社員の立場
からすれば、
社長の鶴の一声だけで決まるボーナスには
一抹の不安が頭をよぎりますよね。
今年、支給されたボーナスが
何を根拠に計算されて分からなかったら、
ボーナスをもらった今年はいいけど
来年はどうなるか分からない
と感じますよね。
せっかくボーナスをもらったのはいいけれど
毎年の生活設計にそのボーナスは
あてにすることはできません。
自らの成績、事業への貢献が高く、
会社や組織の業績が例えよかったとしても
ボーナスがいくらになるか、
そもそも支給されるかどうかも
分からないとなればどうでしょうか。
経営者からすればよかれと思って
臨時のボーナスを支給したとしても
受け取った側は素直に喜べない
なんてことにもなりかねませんよね。
そうならないためにも
賞与(ボーナス)の決め方を決める
ようにしたいものです。
特に業績に応じて支給するボーナスとなれば、
どういう基準で金額を決めるか
を決めて社員さんに伝えておくこと。
売上や利益などを
ある計算式に当てはめて計算する、
でもいいでしょう。
毎年、
いくら支給できるかは全く分からない、
その時々の事業状況で金額を決めるから、
支給できないこともある。
という方針でも
先に伝えているかどうかで
まったく印象が変わりますよね。
賞与(ボーナス)を払う側にも受け取る側にも
賞与の決め方を決めておけば
賞与を支払う側にとっての
悩みを減らすことができますよね。
一定期間の業績を材料に決める、
経営者自身の鶴の一声で決める。
どんな決め方であっても
賞与を受け取る社員さんとも
その決め方を共有できていれば
迷いなく金額を決めておくこと
ができますよね。
賞与を受け取る側にとっても
あらかじめ決まっている方法で
賞与の支給有無、金額が
決まるわけです。
なぜこの金額になったのか、
なぜ支給されなかったのか
と悩む必要がなくなります。
賞与の決め方を決めておくためにも
その賞与をなんのために支給するか、
支給する目的も
明らかにしておきたいものです。
【編集後記】
昨日は終日、事務所での業務でした。
ミーティングの準備では
賞与の計算根拠を考えて頂くための
材料を集めるなど。
この準備が
いい結果につながるように
と準備していました^^
【昨日の1日1新】
・とくになし