「借方」「貸方」の簿記の理解が先か、会計ソフトの理解が先か。

どちらの理解を深めますか。

20210319

「借方」「貸方」と言われると・・・

お客様がクラウド会計ソフトで
取引を登録する方法としては
大きく2つあります。

1つはインターネットバンキングや
クレジットカードの明細から
取込まれた取引明細を元に
取引を登録する方法。

もう1つは
領収書や請求書を確認しながら
自ら取引データを登録する
方法です。

前者の場合であれば、
お金が入ってきたのか、
お金が出ていったのか
という情報もあるので、
簿記の「借方」「貸方」
を意識する必要がありません。

けれど、後者の場合で
テンプレートなどがない場合、
一から取引データ、
いわゆる仕訳を考えで
データの登録をする必要があります。

ここで
何が「借方」で
何が「貸方」なのか
簿記の理解が求められますが、

「借方」、「貸方」と言われるとフリーズする

という声も多く頂きます。

「借方」「貸方」の簿記の理解が先か、会計ソフトの理解が先か。

経理業務を主な仕事とする
担当者であれば
「借方」「貸方」という
簿記の考え方を理解しておく必要がある
と考えています。

けれど、
経営者として、事業主として
経理を行いながらも
様々な業務を抱える立場であれば。

簿記の考え方を理解する必要
があるかというと
理解があるに越したことはないけれど
その優先順位は大きく下がります。

「借方」「貸方」の簿記の理解よりも

会計ソフトの使い方、理解を深めることの方が先決

です。

この取引であれば、
どの画面でどのテンプレート
を使えばいいか。

正しく取引を登録できたどうかを
チェックするには
どこでチェックをすればいいか。

会計ソフトの理解があれば、
日常的な取引の7~8割はカバーできます。

残りの2~3割の取引が出てきたときに
相談できる、頼ることができる
環境を用意しておけばいいですよね。

税理士や会計事務所の担当者との
関係性を作っておくことで
カバーできることです。

迷う範囲を減らしていく

一方で、
税理士や会計事務所の立場からすれば
会計ソフトで取引を登録する際に
判断に迷う場面をいかに減らしていくか、
を考えていく必要があります。

マニュアルやテンプレートを充実させる
という方法もあれば
簿記の理解が進むように
少しずつ説明をしていく方法も
あると思います。

いずれにしても
経理業務を行う上で迷う範囲を
減らしていくことができれば
経理業務に掛ける時間もストレス
を減らしていくことができますよね。

そうして減らすことができた時間を
また別のことに充てられるように
していきたいです。

【編集後記】

昨日の午前中は
お客様とのオンラインでの
ミーティングでした。

決算までの見通し、
決算での準備事項、
来期の検討事項
などの整理が進みました(^^)

【昨日の1日1新】
・進々堂 チーズケーキセット

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