事業専用のクレジットカードを使うメリット。

できることを1つ1つ積み重ねる。

クラウド会計の導入時にお勧めしていること

昨年から今年に掛けては
クラウド会計の導入をサポート
させて頂くケースが
特に増えています。

コロナをきっかけに税理士ともオンラインでやりとりをしたい

経理業務も現状よりももっと効率化させたい

税理士に丸投げだったものを自社で、自分で経理をして数字を把握したい

クラウド会計を導入する理由は様々ですが、
いずれも積極的にクラウド会計を活用したい
をいう思いをもっておられます。

ネットバンキングも既に開設されている
ケースがほとんどなので
クラウド会計とネットバンキングを連携させて
経理処理の効率化が進むイメージも
すぐに持って頂けています。

一方で、
事業専用のクレジットカードを
用意されているケースは
まだまだ少ないですので、
クラウド会計の導入とともに

使用するクラウド会計と連携ができる事業専用のクレジットカードを用意すること

をお勧めしています。

クラウド会計との連携ができる
事業専用のクレジットカードの利用を
お勧めする理由は
メリットが多いからです。

経費の支払方法を
現金からクレジットカードに切替えて
さらにクレジットカードとクラウド会計
を連携させることで
クレジットカードの利用明細を
クラウド会計に取込むことができます。

現金支払いであれば1つ1つの取引を
手動で登録しないといけませんが、
クラウド会計への取り込みができていれば
日付や取引先、金額の情報を登録する
必要がなくなります。

勘定科目や利用内容を追加して登録するだけ
で済みますし、
あらかじめ自動登録のルールを設定しておけば
勘定科目や利用内容なども自動的に追加
されていきます。

マネーフォワードクラウド会計であれば
登録ボタンを押すだけになりますし、
freeeであればルールの設定によっては
登録までを自動で済ませることだって可能です。

クレジットカードの種類によっては
QUICPayなど電子マネーの機能で
カード自体を出さなくても
iPhoneなどのスマホでの支払いもできて
レジでの会計もスムーズになります。

現金で経費の支払いをする場合は
そもそもその現金を銀行口座から引き出す
など現金を管理する手間が生まれますよね。

クレジットカードでの支払いを
することで資金繰りにもプラスに働きます。

現金や振込での支払いであれば
決済時にお金が減りますが、
クレジットカードの利用であれば
翌月や翌々月の支払いになります。

お金が入ってくるタイミングは
これまでと変わらなくても
お金が出ていくタイミングが
遅くなれば、
その分、手元にお金が残りますよね。

万一、急にお金が必要になったときに
どれだけ手元にお金があるかで
対応方法も変わります。

クレジットカードを利用することで
支払い時にお金が減ることがなくなり
カードの使い過ぎをしてしまわないか、
という心配は確かにあります。

お金の感覚が薄らぎますし、
ネット上でもクレジットカード決済だと
すぐに支払いができてしまいますよね。

一方で、毎月1回の口座からの
カード利用代金の引落し日があるので
1ヶ月間の経費の支払い状況を振り返る
タイミングが必ず生まれるわけです。

毎月の口座からの引落しが
20万円前後だったものが
あるときから30万円台になったとなれば
カードの利用内容を見直しますよね。

最近ではカード会社のスマホアプリ
などを入れておくと、
スマホで利用状況をいつでも
チェックすることができます。

クラウド会計を導入するだけでは
経理業務の効率化は進みません。

クラウド会計の導入をきっかけに

・経理業務の全体の流れを見直す
・現金での経費支払いを減らす
・口座振替ができるものを口座振替にする
・ネットバンキングを利用する
・事業専用クレジットカードを利用する
・クラウド会計の設定をその都度見直す
・クラウド会計に連携するシステム（請求書・給与）などを利用する

といったことに1つ1つ取り組んで初めて
経理業務の効率化も実現します。

多少時間が掛かってでも
新しいことに取り組む意欲がないと
難しいです。

簡単に、スグに実現するものではない
と理解しておいた方がいいですね。

【編集後記】

昨日の夕方は
お客様との打ち合わせでした。

クラウド会計の操作をしていただきながら
不明点もその場で質問していただきました。

最初は少し時間が掛かりますが、
これまでできていなかったことも
できるようになっていくことを
実感できると嬉しいですね。

【昨日の1日1新】

・醍ぶ府庁前店