消費税を払っても利益は残る?消費税を納めなくてもいい時に確認する。

最初から消費税に向き合いましょう

20190824

事業開始3年目に訪れる壁

会社を設立する、
個人事業を開業する。

事業をはじめて
3年目に入った時に
訪れる壁があります。

消費税の壁です。

個人事業であれば
開業した年とその翌年。

会社の場合であれば
初年度と2期目。

最初の2年近い期間は
消費税が免税になる可能性が
高いです。

売上規模や開業時期、
決算の時期など
によっては2年未満と
なることもありますが。。

消費税の免税とは、
税務署に対して消費税を
支払う義務がない、
ということです。

一方で3年目頃になってくると
消費税を税務署に納める義務のある
課税事業者に変わっているケースが
ほとんど。

それまで支払う必要がなく
意識していなかった消費税を
支払う必要が出てできます。

当然、利益が減って
お金も残しにくく
なってきますよね。

これが3年目の壁です。

ちなみに、
2023年の10月になると
消費税にインボイス制度というもの
が導入されるので
3年目の壁の考え方も変わりますけど。

消費税を払っても利益は残る?消費税を納めなくてもいい時に確認する。

消費税を支払う義務がない
免税事業者であっても
消費税を支払ったとしても
利益が残るかどうかは
確認しておいた方がいいです。

現状の売上から利益の状況を
把握してみましょう。

厳密に計算できなくてもokです。

西順一郎先生のSTRAC表を元に作られた
和仁達也先生の「お金のブロックパズル」
で考えてみましょう。

bp20190824_3

 

消費税を納める義務がない
免税事業者の場合、
税務署に支払う消費税は
利益の中に隠れています。

bp20190824_2

消費税を支払う義務が
発生すると
支払う消費税の分
利益も減少します。

残った利益から
税金を支払って
借入金の返済もできますが、

bp20190824_1

将来の設備投資や
万が一のための資金は
貯めることができなくなって
しまいますよね。

もし、
消費税を支払うことになると
利益が残らない。

こんなときは
ビジネスモデルそのものを
見直す必要がある
ということです。

利益に着目する

残した利益から
税金を支払い、
金融機関からの借入の
返済を行う。

その上で残るお金が
あるからこそ
事業のお金を貯めていく
ことができます。

将来に向けての投資をしたり
まさかのための緊急資金
に充てることができるように
なるわけです。

今はまだ消費税の負担を
していない事業であっても
消費税の支払いをしても
必要な利益が残る状態を
目指していきましょう。

消費税を支払う義務のない
免税事業者のうちから
支払う消費税を把握しておくことで
目標とする利益も変わりますよね。

【編集後記】

先日あるお客様から
社内研修のご依頼を頂きました。

2回に分けてどんな内容で
行うのかはお伝えしてあり、
その内容でお願いしたいとのこと。

研修自体の満足度も大切ですが、
その研修によって、
いかに社員さん自身に役立てて
会社全体に貢献できるかを
目標に準備をしていきます(^^)

【昨日の1日1新】

・1円テスト振込の確認

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