自分がどうしたいかを確認してみましょう。
引退するまで現場に出る
ある経営者の方のことばが
印象に残っています。
「今後もずっと現場に出ますよ」
将来の方向性をお聞きする中で、
従業員さんを増やして
経営に専念することがあるのかを
聞いてみたところ、
返ってきたことばです。
現場での仕事を続けるというよりは、
現場での仕事を見続けることが
必要だというお話しでした。
現場に出なくなることで
違う方向性を向いてしまった
経営者を何人も見てきたから、
という理由もあるそうです。
現場に出るか出ないかを決めること
経営者として、
現場に出るか、出ないか、
どちらがいいとか、悪いとか
という話しではないです。
ただ、現時点で
経営者という立場でもあり、
現場にも出るプレイヤーとしても
仕事しているのであれば
現場に出るか出ないかを決めること
が将来のビジョンの決め方
にもなります。
将来的には
現場には出なくても、
事業が成り立つようにし、
規模も拡大していきたい。
そう考えるのであれば、
自分が現場にいなくても
いいように、
・人を育てること、育てる仕組み
・特定の従業員に依存しない会社の仕組み
・現場に出ない人の人件費を負担できる利益の確保
なんかを特に考える必要が
ありますよね。
一方で、将来的にも現場での
仕事を続けたいし、
規模はそこまで大きくなくてもいい。
そう考えると
・現場仕事と経営の仕事をどう両立させるのか
・高齢になったときの仕事のやり方
・従業員の将来的な立場をどうするか
なんてことを
意識していくこと
になります。
将来の話は分からない
「将来、どうなるかなんて分かりません」
こちらも経営者の方から
よく聞くお話です。
確かにそうです、
10年後や20年後どうなっているかを
予測しても当たらないことが
ほとんどだと思います。
でも、分からないからこそ
将来を決めることが
必要なんです。
特に従業員さんと一緒に
仕事をしている経営者であれば
なおさらじゃないでしょうか。
経営者自身が将来をどうするかを
決めていないにも係わらず、
従業員さんには長く働いて欲しい、
と考えることには矛盾がありますよね。
現場に出る、現場に出ない、
このことを決めてみることでも
将来のイメージやそれに向かって
どんな行動を取るかが
具体的になります。
すると、
従業員さんにも
将来のイメージはこうだから、
そのイメージになるよう
一緒に長く働いて欲しい、
そう伝えることもできますよね。
現場に出る、出ないを決めることが
将来を決めることの1つですね。
【編集後記】
私自身は将来も現場に出ること、
をイメージしています。
だから規模を大きくすることは
考えていませんし、
その分、何をやっていくのか、
何をやらないといけないのかは
ハッキリしてきますね^^
【昨日の1日1新】
・Macの画面コピー→貼り付けのコマンド
・麺izm はらはち
【昨日の1日1捨】
・自宅にある本