先の先までイメージしていますか。
金融機関の方から教えて頂いたこと
昨日は金融機関の方が講師をされる
研修会(と懇親会)に参加してきました。
テーマは
「アジア事情とマネー・ロンダリング対策」
普段は参加しないような
テーマの研修でしたが、
とても勉強になりました。
中国、香港その他のアジアの
現状を知ることができましたし、
今後、人口が大きく減少し
高齢化が進む日本の中で
企業が事業を継続する上では
海外も視野に入れた方が
いいことも痛感しました。
私自身には今のところ、
海外進出の予定などは
ありませんが。。
お客様の業種によっては
将来のビジョンを考える上で
海外を意識すれば
視野も広がりますしね。
KYCだけじゃなくKYCCもイメージしよう。
昨日の研修会では
アジア事情や海外への進出方法
についてのお話しとともに
マネーロンダリング対策にも
気を付けて欲しい、という
お話しもありました。
海外の企業と取引をする場合に
その企業がどんな企業なのか、
その企業を経由して商品などが
危険な企業・組織の手に渡っていないか。
あるいはモノを輸入をする場合には
取引をする企業だけじゃなくて
その取引先が問題のある企業から
仕入れなどを行っていないか。
経済制裁の対象となっている国を
経由した取引になっていないか。
といったことに注意して欲しい
とのこと。
そのためにも
「KYCチェックだけでなくKYCCチェックが欠かせない」
そうです。
KYCとは
Know Your Customer
の略で問題のない取引先か
顧客管理をきちんと行いましょう、
ということ。
さらに、
KYCCとは
Know Your Customer’s Customer
の略で
取引先の取引先のチェックまで
が必要とされているということです。
特に海外での取引をする場合には
取引先の取引先に注意して
自社の商品がどこへ行くのか、
不正な資金が入って来ないか、
よくよく注意しないといけませんね。
お客様のお客様をイメージする
KYCC(Know Your Customer’s Customer)
を意識するということは
必ずしも海外取引に限った話
でもありませんよね。
お客様のお客様をイメージする
税理士が飲食店のお客様と会話を
するときに
その飲食店に来るお客様のことを
考えると視点が広がります。
消費税の話をするときには
メニューの価格表示が
税抜か税込か分かりやすく表示されているか
気になります。
経理処理が楽になるためだけでなく
会計でお客様をお待たせする時間を減らすため
にもタブレットのPOSレジを
お勧めすることもできます。
また、
ある美容室さんではこんなことも
考えておられました。
お客様が綺麗になって幸せを感じることで
そのお客様が家族にも優しくなって
優しさを広げたい、と。
お客様のその先をイメージ
されていますよね。
KYCCをイメージする。
お客様のお客様、
お客様のその先、
イメージできているでしょうか。
【編集後記】
昨日は金融機関さんの
取り組みも知ることができたので、
お客様にもお伝えしていかないと
いけませんね。
海外へも意識も広げて頂きたいですね。
【昨日の1日1新】
・丸福コーヒープリン