経営数字は毎月チェックする項目を決めておく

金額より構成要素です。

20200223

売上金額をいくら眺めても何も出てこない

経営者の方との
毎月の打ち合わせの場面。

数字の資料を一緒に
確認していきます。

売上金額はもちろん確認しますが、
売上金額だけを見ていても
何も出てきませんよね。

先々月は500万円、
先月は600万円、
去年の同じ月は550万円。

おおよそ
500万円から600万円で
推移していて
大きな変動はないな。

とか、
何月かによって変動があるのか、
という情報は確認できますが
それ以上、何も分かりません。

売上金額をいくら眺めても
何も出てきませんよね。

経営数字で毎月チェックする項目を決めておく

経営者の方と毎月数字を
一緒に確認するときも
売上金額だけをただ眺めるのではなく
毎月チェックする項目を
決めているんです。

例えば、
飲食店さんだった

・ランチ売上とディナー売上の内訳

・フード売上とドリンク売上の内訳

・毎月の客数と客単価

・月別の1日あたりの平均売上

といったところを見ていきます。

さらに同じ数字が
去年の同じ月はどうだったかも
確認していきます。

そうすると仮に売上金額が
同じだったとしても
変化が見えてくるんですよね。

客数は減っているけれど、
客単価が増えていることで
売上を維持している。

客単価は下がっているけれど、
客数の増加で売上が増えている。

ディナーの売上は去年と一緒だけど
ランチ売上が徐々に伸びてきている。

これを毎月チェック
していくんですよね。

すると、
客単価を上げようと思って
取り組んだことが
その通りの結果に
つながったのか
検証できます。

客数が減ってきている
原因を考えて、
新規のお客さんを増やすこと
を考えるのか、
既存のお客さんにリピート
して頂くことを考えるのか。

ただ売上をチェックするのでなく
次の行動につながるための
数字や比率は何かを考えて
毎月チェックするんです。

そして、
何らかの改善するための行動を
考えて実行していけば
何らかの結果が出ますよね。

これを12ヵ月毎月繰り返す
わけです。

経営数字をチェックするために経理の仕組みを作る

経営者の方と
判断に必要な経営の数字を
チェックするためには

「売上金額」

だけでは不十分なんです。

会計データの中でも
補助科目などを上手く使って
フードやドリンク、
ランチやディナーなど
区分別の数字を記録することは
可能です。

とはいえ、
客数や客単価という数字は
ないですし、
曜日別のデータなんかも
分かりません。

だからこそ
普段の経理の中で
経営数字をチェックする
データを生み出す仕組みが
必要です。

Excelで管理表を作ったり
レジで連動している
POSデータからデータを
ダウンロードしたり。

毎月チェックする項目を決めて
そのデータを取り出せるよう
日常の経理の仕組みから
考えておきたいですね。

【編集後記】

昨日は事務所に出勤し、
12月決算でも確定申告でもない
仕事を進めてきました(^^)

確定申告の方は
完了とまではいかなくても
会計データが整いだし
お願いしていた資料も集まりつつ
粛々と進めていきます(^^;

【昨日の1日1新】

・とくになし

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