驚くことがないように準備しましょう。
税金の支払額を聞いて驚きます
確定申告の計算結果を聞いて、
会社の決算、納税額の計算結果を聞いて、
税金の支払額を聞いて驚きながらも
そこから支払うお金を集めて
納税しているんです。
顧問契約のご検討を頂いてる方から
お話しをお聞かせ頂いた際に、
よく出てくるお困りごとの1つです。
決算、申告のタイミングまで
税理士事務所から税金の支払額を
聞くことがないので、
事業の状況に大きな変化がなければ
税金の支払額も昨年までと同じくらいかな、
と考えてもおかしくはありません。
でも、決算で蓋を開けてみたら
昨年以上の税金の支払額を
直前になって知らされるわけです。
確かに驚きますし、
そのタイミングで税金の金額を聞けば、
もう少し少なくならないかな、
とも感じますよね。
これから支払う税金の金額を知って驚く。を無くすこと。
お客様に対しては
これから支払う税金の金額を知って驚く
ことがないような関わり方をしています。
具体的にどのようにしているかというと
大きく次の2つのことを行います。
金額を試算して事前に確認していただく
契約によって
お客様と打ち合わせをする頻度
は変わりますが、
打ち合わせの度に行うことが
決算での見込利益と税金の試算結果の確認
です。
打ち合わせ時点までの事業の実績と
今後の見通しを聞きながら
決算での利益と税金の試算を行い
お客様に確認して頂きます。
税金を支払う1年前から
会社であれば次に支払う法人税、消費税、
個人事業主であれば次に支払う
所得税、住民税、事業税
を確認して頂くわけです。
当然、事業の状況の変化によって
税金の試算結果も変わっていきますが、
売上が増えて、利益が増える見込みだから
納税額も増える見込みになる、
ことも把握できるので、
何によって税金の金額が変わるかを
把握して頂く機会にもなります。
多額の設備投資をするから
消費税の支払額が変わることも
確認できますよね。
支払うお金を用意していただく
もう一つ、
税金の支払額を知って驚く理由が
支払うお金を用意できるかどうか不安になる
というものもあります。
税金の金額を知らされた際に
とても支払いできない金額であれば
どこかからお金を集めないと
いけません。
支払うことができるとしても
資金繰りに余裕がなければ、
万が一のことが起きたときに
対処するお金がなくなります。
こちらも、
早くから税金の見込み額を
確認しておけば、
そのお金をどう残していくか
計画的な準備ができますよね。
最終的な税金の支払額を
聞いたときに驚くことも
ありません。
定期的に確認する機会が必要
これから支払う税金の金額
を知って驚くこと
を無くすためには
定期的に事業の数字を
確認していく必要があります。
売上や利益の実績を確認するとともに
今後の見通しを確認しながら
定期的に試算を行うこと。
また税金の支払に困ることがないか、
資金の状況も確認しておく必要があります。
決算月を過ぎてから
税理士と連絡をとって
決算、申告を行う。
税理士との関係性もこうした形だと
税金の支払いに向けた準備も
できませんよね。
【編集後記】
今日から3日間は税理士試験ですね。
受験生の時は
もうこんな試験受けたくない、
という思いで受験していました。
受験生のみなさまには
早く試験を乗り越えて、
次の段階に進んで頂きたいですね。
【昨日の1日1新】
・漢字検定の教材（長男用）
