計画は見通しが立つ数字で設定する。それとも実現したい数字で設定する。

どちらの数字で計画を立てていますか。

20200819

計画を立てるときに・・・

経営者の方と一緒に
計画を立てる場面。

売上の計画を決める際に
こうした声を聞くことがあります。

「来期は○○円だと見通しが立つので○○円を目標にしたい」

現状の事業の状況から
来期に実現できそうな数字として
売上目標の金額を設定する
というものです。

もちろん、
どんな計画にするかは
経営者自身が決めるものなので、
見通しが立つ数字を
売上目標にすることは
何ら問題ありません。

ただ、
その売上目標を達成したとしても
利益を残せず、赤字になり
利益から借入を返済することができず
資金が目減りする状況が明らか、
であればどうでしょうか。

計画は見通しが立つ数字で設定する。それとも実現したい数字で設定する。

これぐらいの売上であれば
来期に見通しが立つので
売上目標として設定しよう。

あるいは、
来年は今年に比べて
もう少し売上を増やせそうだから
前年比10%アップで
売上目標を設定しよう。

見通しが立つ売上目標を
設定したとして、

その売上目標を達成したい理由

を問われると、
答えに困ってしまいますよね。

その売上目標をなんとしてでも達成したい

そんな想いも生まれにくいですし、
達成したい根拠が乏しいと
実際にその目標のクリアが難しくなっても
目標達成をあきらめて、
目標を下方修正しかねません。

こうならないためにも、
なんとしてでも実現したい数字で
計画を立てることを考えましょう。

その売上で、
その利益を達成することで
税金を支払って、
借入金を返済してもなお
手元のお金を増やすことができる。

社員さんに予定している
給与やボーナスを予定どおり支払う。

計画を上回る実績を残す見込みが立てば
ボーナスを上乗せしたり、
将来に向けた設備投資を行う。

計画を作るのであれば
なんとしてでも実現したい、
という想いの持てる計画を
作ることが必要です。

適切な課題を設定すること

今のままでは実現できないけれど、
一層の努力だったり、
工夫を重ねることで
なんとか達成できる可能性がある。

そんな適切な課題を
自ら設定できるかどうか、
で事業の成長も
生まれるのではないでしょうか。

【編集後記】

昨日は午後から
お客様とZoomミーティング。

今年の春まで
毎回事務所にお越し頂いていましたが
すっかりZoomが定着しましたね。

Zoomミーティングを
実施しているお客様は
他の商談や社内での打ち合わせにも
Zoomを活用されているので
早くからZoomに慣れて頂いて
よかったです。

【昨日の1日1新】
・とくになし

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