まだまだできることはないでしょうか。
金融機関への決算書の渡し方
決算や確定申告が終わったあと
融資を受けている金融機関に
決算書や申告書を渡すことが
ありますよね。
この時、どのような渡し方を
しているでしょうか。
自社で保管する
決算書申告書を渡して
金融機関の担当者の方が
持ち帰ってコピーしてから
返してもらう。
こんなやりとりに
なっていないでしょうか。
私の場合であれば、
決算書申告書の提出依頼を
受けた場合、
金融機関用に決算書申告書を
印刷して渡すようにしています。
お客様に対しても
会社やご自身の控えとは別に
金融機関に提出する
決算書申告書を印刷して
お渡ししています。
あるいは
PDFのデータをお客様に送って
それを印刷して
金融機関の担当者にお渡しするよう
お願いすることもあります。
自社の業務の効率化だけでなく関わる人の業務の効率化も進める
私が知る限り
金融機関の担当者は
1人で多くの取引先を
担当されています。
当然、1つの取引先にできること
も限られてしまいます。
取引先の立場から考えても
その限られた時間を
決算書や申告書のコピーや
受け渡しのための時間に使って
もらうことはもったいないですよね。
同じ時間を使うのであれば
自社のために役立つことを
考えてもらう時間に
充ててもらった方がいいわけです。
もちろん
空いた時間を自社のために
充ててもらえるとは限りません。
けれど、
金融機関の担当者が
預った決算書申告書を
取引先に返しにいくだけの仕事で
30分とか1時間の時間を使うことを
先にコピーを用意しておくだけで
なくすことができる。
これだけで充分ですよね。
決算書申告書を作成した
税理士事務所がコピーを
用意するのであれば
5分も掛かりません。
PDFデータがあれば
それを印刷することも同じく
5分で済むことです。
中には
金融機関の仕事だから
そこまでする必要はない、
という考え方を持つ方も
いるかもしれません。
けれど、
自社の業務の効率化だけでなく関わる人の業務の効率化も進める
と考えてみてはどうでしょうか。
こうした取組みが増えれば増える程
社会全体で無駄な仕事を減らしていくこと
につながるはずです。
その恩恵もいつかは受けることが
できるかもしれませんよね。
少なくとも
金融機関の担当者の方に申告書決算書の原本を預けること
はなくしていきましょう。
意識を向けるから見えてくる
関わる人の業務に意識を向けることで
何をすれば役に立てるか、
相手の業務の効率化につながるか、
が見えてくるはずです。
逆に意識を向けなければ
気付くことはないでしょうし
自らが変わる機会も
生まれませんよね。
社員さんに対して。
お客様に対して、
取引先に対して、
家族に対して
意識を向けられていない
ところはないでしょうか。
私はまだまだ
意識を向けられていない
ところがありそうなので
注意していきます。。
【編集後記】
金融機関の担当者の方に
決算書申告書のコピーを紙で
渡すことも
早くPDFデータを送信すること
に変わって欲しいですね。
【昨日の1日1新】
・檜垣茶寮 鱧天うどん