経理担当者の採用は難しいからこそ、効率化と業務分担を進める。

できる範囲でできる限りのことを。

20211029

事業が成長していくると

事業を立ち上げて直後であれば、
経営者自身が経理業務を行っているケース
が少なくありません。

個人事業であれば、
日々の経理から決算、確定申告まで。

法人であっても
日々の経理業務、会計ソフトへの取引の登録など、

経営者、事業主の家族が
経理を手伝うことができるのであれば
まだいいのですが。

経営者、事業主自身が
経理業務を行っている場合だと
事業の成長とともに経理業務の時間
を確保することが難しくなりがちです。

もちろん
経営者、事業主自身が
経営業務の時間をしっかり確保している
ケースもありますが。

社員を採用したり、
拠点を増やしていくように
事業を拡大する方針の場合には

経理業務の時間の確保

はネックになってきてしまいます。

経理担当者の採用は難しいからこそ、効率化と業務分担を進める。

経営者、事業主自身の
仕事が増えてきて
経理業務を行う時間の確保が難しい
となったときに考えることが

経理担当者の採用

です。

経理の知識があり
業務経験のある方を
採用できれば、
経理業務やそれに付随する業務の負担
を減らすることができますよね。

ただ、
中小企業の場合は
経理担当者の採用には
大きなハードルがあります。

それは、

会社のお金の流れを知られてもいい信頼できる存在かどうか

です。

経理業務をどの範囲で行うかによりますが、
会計ソフトで自社の数字の全てを扱うとなれば、
預金残高、借入残高、売上や利益の情報、
経営者自身の役員報酬、社員の給与の金額
を全て把握することができます。

いくら経理業務の経験があるからといっても
それまで面識のなかった方と
こうした情報を共有することは
難しいですよね。

だからこそ
経理担当者の採用を行う前に
できるかぎりの効率化の追求と
業務分担を進めていきたいものです。

現金での経費精算を止める、
請求書や給与明細など社内外での
紙の書類の受け渡しを止める、
クラウド会計などで手入力を極力減らすなど
効率化できることで経理業務自体の
ボリュームを減らす工夫が必要です。

さらに、
業務分担は社内であれば、
社員の会計ソフトに連動できる
経費精算はアプリを利用する、
請求書の発行、チェックなどを
社員でできるようにする。

社外との業務分担であれば
税理士や税理士事務所の担当者と
どう業務を分担するか。

簿記や会計ソフトの理解度、
顧問契約の内容によっても変わりますが、
うまく業務分担することで
効率的に経理を進めることも
可能になります。

丸投げは楽だけど効率的ではない

経理担当者の採用は難しく、
現在のメンバーで会計ソフトへの取引登録
の業務も難しい場合に

一式の資料を税理士事務所に送って
丸投げをするケースも
あると思います。

もちろん資料を貯めて、
税理士事務所に送るだけとなれば
業務の負担は楽にはなりますが、
決して効率的ではない、
と考えています。

税理士事務所側では1つ1つの資料が
なんのために行った取引か、
が分からないと会計ソフトへの
登録ができないものもあるので
その都度質問をしないといけません。

質問を受けて1つ1つ回答するには
手間が掛かりますし、
資料を送ってからレポートを確認できる
ようになるまでの時間も掛かります。

全てを丸投げするのではなく、
効率化と業務分担を進める方向で
経理処理のスピードアップと
そのデータを経営判断に役立てる環境
を作っていきたいものです。

【編集後記】

昨日の午後は
オンラインでお客様の月末経理処理
のサポートを行いました。

毎月の定例業務なので、
時間とともに業務がスムーズ
になってきています。

いつも空いた時間が
経営の打ち合わせになります。

別日にも経営の打ち合わせをする日
があるので
自然と話す内容頻度が高まりますね。

【昨日の1日1新】
・ゼロ シュガーフリーケーキ 芳醇ショコラ

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