計画は売上を増やすためより理想の事業に近付けるために

その計画で近付きますでしょうか

20230212

計画を作る目的

経営のサポートをさせて頂いている
お客様とは計画を一緒に立てるように
しています。

ただ、
事業の計画、数値計画というと
いかに売上を増やしていくか
いかに目標売上○○万円、○億円を目指すか、
といった内容をイメージ
してしまうことはないでしょうか。

売上を増やすことや
目標売上を達成すること
は経営者自身にとって
分りやすい目標ですし、
達成できたかどうかも
確認しやすいものです。

ただ、

「なぜ売上を増やしたいのか」

と聞かれたときに
明確な理由はあるでしょうか?

必ずしも売上を増やすこと
を望んでいない経営者の方も
いらっしゃいますよね。

計画を立てるとしても
何のためにその計画を立てるか
その目的を明らかにすること
から始めないといけません。

計画は売上を増やすためより理想の事業に近付けるため

経営者の方の数値計画を策定
をサポートする際や
次年度の見通しを確認すると

売上を前年よりも増やす

計画になることがあります。

この時に、なぜ売上を増やすか
を確認すると
明確な理由に基づくものではなく
前年度を上回りたいという理由
だったりするときもあります。

根拠のある理由ではないけれど
前年度の売上は上回りたいから
前年より売上アップの計画を立てる。

売上アップを実現するために
広告宣伝費や交際費を増やす
場合によっては採用を行って
人件費を増やすという計画
にもつながっていきますよね。

けれど、
本当に売上をアップさせる計画が必要か
を確認しないといけないと考えています。

事業の理想の状態を改めて考えると
本当は売上を増やすことよりも
サービスや商品の質を高める時間を
取りたいと考えていたり、
社員の教育に力を入れたいと
考えるタイミング時期を迎えていること
だってあります。

こうしたタイミングであれば
売上を増やすことよりも優先することがあり、
場合によっては多少の売上の減少
が想定されることもありますよね。

売上は現状維持を目指す、
売上が減少することを想定する、
それによって理想の事業に近づける。

そんな計画も時には必要になります。

計画を立てる前に
まず理想の事業の状態を
明らかにしていきましょう。

売上中心よりもお金中心の計画

売上は現状維持を目指す、
売上が減少することを受け入れる。

理想の事業のために
そんな計画を立てる際には

お金の状況がどうなっていくか
事業を続けていくことができるどうか

をよく確認しないといけません。

1年後にお金、預金残高は維持できるのか、
どれだけ減るのか。

売上は現状維持を目指すとしても
経費は見直して削減しないといけない
状況かもしれません。

これは売上を増やす計画だって同じです。

売上を増やすために経費や投資を増やす
計画を立てたときにも
お金が回るのかどうかを確認すること。

売上中心よりもお金中心の計画
を立てたいですね。

【編集後記】

確定申告後の個人とのお客様でも
今後の見通し、事業の計画について
確認していかないといけませんね。

売上やお金の計画ももちろんですけど
今後の外部環境の変化にどう備えるか
を確認していきたいです。

【昨日の1日1新】

・とくになし

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