利益が出たからお金も残っているとは限らない

お金の流れの把握とお金が貯まるしくみ

202200508

利益や税金の確認とともにどれだけお金を増やせたか

決算、申告後のお客様との打ち合わせ。

改めて利益や税金の確認
をするとともに行うことが

どれだけお金が増やせたか

を確認することです。

実際にキャッシュフローの計算を行って
どのような理由でどれだけのお金の増減
があったかを確認することもありますが、
多くは1年の売上から利益、税金から返済、
繰越しできるお金までを理論上で計算して
確認することが多いです。

利益を残すことができてよかった!

税金の支払も無事済ませることができてよかった!

という確認だけではなく、
お金の動きがどうだったか
までを確認していただきます。

利益が出たからお金も残っているとは限らない

今期は黒字決算になって
納税もしっかり行うことができた。

喜ばしいことではありますが、
利益が出たからといって
お金を残せたかというと
そうとは限りませんよね。

税引前の利益が1,000だった場合に 
法人税もしくは所得税・住民税の
合計が300であれば、
税引き後の利益は700になります。

けれど、この700がそのまま
お金として残るわけではなく、
ここから借入金の返済をしたり
設備投資を行っていたり、
将来の設備投資のお金を貯めたり
するわけです。

その上でなお、
お金を残せているかどうか
を確認しないといけません。

事業が順調かどうかの判断も
利益が出ているかどうか、
赤字黒字の判断ではなく
お金を残せているかどうか
で判断しないといけませんよね。

利益や税金だけでなく、お金の動きまで把握する

税理士が税務署に提出するために
作成する申告書や決算書では
利益や税金の金額は把握できるものの
お金の動きを分かりやすく
把握できるものはありません。

顧問の税理士がいる場合には
お金の動きの分かる資料の作成
をお願いしてみましょう。

契約の範囲外で有料となるかも
しれませんが、
事業の状況を把握するためには
欠かせないことです。

もしくは情報を集めて
決算書などをもとにお金の動きを
把握できるようにする、
ということも1つです。

お金の動きが把握できれば
利益が残るかどうかではなく
お金が残るようにするには
という視点で
事業に取り組むことが
できますよね。

【編集後記】

昨日は朝、家事を少々行った後
いくつか用事を済ませてから
事務所へ移動。

途中の自転車移動も
まぶしい緑を見ながらだと
楽しめますね。

【昨日の1日1新】

・進々堂 京大北門前
・快活クラブ(コワーキングスペースとして利用)
・百萬遍知恩寺
・ビジャブエナ

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