試算表(レポート)を目的にするか、手段にするか

何を目的にしますか?

20191028

試算表を納品すれば完了?

税理士業界で使われる言葉に
こんな言葉があります。

「試算表を納品する」

試算表というのは
先月1ヵ月間など
特定の期間の事業を動きを
数字で表すレポートのことです。

特定の期間内に
お金がどれだけ増えて、
車や設備などを購入した、
借入金をいくら返済した、
売上や原価がいくら発生して
利益はいくら残ったか。

こんなことが分かる
レポートになっています。

税理士顧問契約のお客さまに
この試算表を渡せば、

その1ヵ月の顧問契約の仕事が終わり

と位置づけていると

「試算表を納品する」

という言葉も
自然と生まれると思います。

ただ、私は

「試算表を納品する」

ことは行っていません。

もちろん、
さぼっている訳では
ありませんよ。。

試算表(レポート)を目的にするか、手段にするか

「試算表を納品する」

ことを行っていない理由は、

試算表という数字のレポートを作成すること

を仕事の目的としていないから
なんです。

お客さまとの顧問契約を
させて頂く場合にも、
契約書の業務内容に中には

「試算表の作成、納品」

という項目はありません。

試算表ではなく、
会計の数字を使って、

現状を経営状況を把握して、
今後に向けて何をするかを決める

ための情報を提供し、
その情報を整理して頂く時間を
作ること。

これが
仕事の目的なんです。

直接お会いして
情報を提供して、
相談に乗ったり、
こちらから気になったことを
お伝えする。

そのための手段として
税理士が試算表を使って
経営状況を確認すればいい。

と考えています。

もちろん
お客さま側で試算表を読んで
理解できるようにしたい、
というご希望があれば
それができるようなサポート
を行います。

税理士の仕事に限らず

何が目的で、何を手段にするかを明らかにすること

が欠かせませんよね。

どんな価値を提供するかをあきらかにする

そもそも
その仕事を行うことで

お客さまにどんな価値を提供するか

という目的は明らかに
なっているでしょうか。

モノを渡す

ことだけが目的なのか、

モノを渡してどんな行動をしてもらうのか

モノを渡してどんな感情を持ってもらうのか

を目的にしているのかで
何をするのかも
大きく変わりますよね。

仕事を通じて
どんな価値を提供していきたいのかを
明らかにしたいですね。

【編集後記】

昨日は親戚の法事に家族で参加。

お坊さんがお経をあげておられる間も
長男がおとなしく周りに合わせて
手を合わせたり、会釈をする様子を見て
改めて成長を感じました。

子供と一緒にいる時間を大切したいと
感じさせてもらう機会
にもなりましたね(^^)

【昨日の1日1新】
・カナダについてのあるドキュメンタリー動画

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