売上アップよりキャッシュフローが良くなることを喜べるように。

流れが安定することを目指します。

20200824

売上が増えると喜ばれます

前月に比べて売上が増えた。

前年に比べて売上が増えた。

私の知る限りだと、
多くの中小企業の経営者の方であれば
この事象を喜ぶと思います。

売上は多ければ多いほどいい、
と考える方がほとんどでは
ないでしょうか。

中には、
想定以上に売上、利益が増えてしまうと
税金の負担が増えてしまって心配、
と考える経営者の方も
いらっしゃいますが。

売上アップよりキャッシュフローが良くなることを喜べるように。

売上が増えることは
喜ばしいことかもしれません。

けれど、

売上が増えたことが本当に喜べることか

というと必ずしも
そうとは言えません。

例えば、

新たに出店をしたから売上が増えたケース

であれば、
売上金額自体は出店前と比べると1.5倍、2倍と
増えているかもしれませんが、
売上だけでなく、
原価や人件費、家賃、その他の経費も
大きく増えているはずです。

さらに、
借入をして出店をしていると、
借入金の返済額まで増えています。

売上の増加と同じ割合で
利益が増えているのか、
借入返済をした後のお金も
増えているのか、
まで確認しないといけませんよね、

他にも

大幅な値引き販売をしたから売上が増えた

ケースであれば
売上高は増えたとしても、
原価を差し引いた粗利益額で見ると
逆に減っている可能性だって
あるわけです。

売上が増えていても、
粗利益は以前に比べて減少すれば
場合によっては黒字から赤字に
転落することも起こりえます。

売上という見栄えは良くなったかも
しれませんが、
会社の利益構造は悪化してしまった
わけです。

このようなケースにならないように
売上が増えていることだけでなく
キャッシュフロー、
お金の流れが良くなったことを確認して

お金が増える流れができていること

を喜ぶことができるように
したいものです。

キャッシュフローの視点で結果と未来を確認する

会計ソフトで表示される
損益計算書というレポートや
会計事務所から提出される
残高試算表、損益計算書という資料
だけだと

売上が増えた結果、お金が増えた

ことを確認することは困難です。

お金が増えていても
それが売上が増えた結果なのか、
どこかからお金を借りた結果なのか、
などをその理由を理解しておく
必要があります。

どのような内容でお金が増えたのか、
これからのお金の流れは
増えていくのか、減っていくのか、
それはどのような要因なのか、

キャッシュフローの視点で結果を未来を確認する

環境を用意して

売上アップよりキャッシュフローが良くなること

を喜べるようにしたいですね。

【編集後記】

昨日の午前中は
家族で滋賀県まで
ブドウ狩りに。

密を心配する必要のない環境だと
安心して楽しむことができますね。

【昨日の1日1新】
・とくになし

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