ミスマッチを防ぐためにサービスの範囲を自ら決めて伝えること。

伝える努力を怠らないように。

20211103

税理士の税務顧問契約って何をするのか

税理士との税務顧問契約
をしている場合、
その税務顧問契約で
どんな業務をしてもらえるのか、
は明確になっているでしょうか。

契約書を締結することなく
先代の社長の時から契約している、
というようなケースであれば

いつも行ってもらっていること

が契約での業務内容になっている
ケースもあります。

ひと言で「税務顧問契約」
と言ってもその契約の中で
どんな業務が行われるのか、
はそれぞれの税理士、税理士法人
によって異なります。

A税理士事務所では行っていたことが
B税理士事務所では行ってもらえない、
なんてことが起きてしまいますよね。

ミスマッチを防ぐためにサービスの範囲を自ら決めて伝えること。

税理士の顧問契約の打診を受けた場合、
その税務顧問契約によって
何を期待されているのか、
を確認するようにしています。

その上で、
税務顧問契約ではどんな業務を行い、
その業務に基づく報酬の見積りを出して
了承いただければ、
業務内容を記載した契約書を用意して
双方がサインして業務がスタートします。

最初に税務顧問契約でどんな業務を行うかを伝える

報酬の見積りの中にどんな業務が含まれているかを伝える

契約手続きの中で、契約に含まれる業務内容を伝える

業務がスタートするまでの間に
税理士側が提供するサービスの範囲を
伝える機会が複数あるので、

この業務もしてもらえる
と思っていたの、
とミスマッチが起きることがありません。

サービスの範囲を自ら決めて、
それをお客様とも共有することで
業務に対するミスマッチを
防ぐことができます。

さらに、
お客様からしても
サービスの範囲が明らかになることで
期待していることがサービスの範囲に
含まれているのかどうか、
を確認する機会が生まれるわけです。

当初のサービスの範囲には
含まれていないけれど
対応してもらいたいことがあれば
追加の業務として対応してもらえるかどうか
を交渉することがができますよね。

何もこれは税理士業務に限った話ではなく
サービスを提供する業務を行っている場合に
当てはまることです。

モノを売る仕事であっても
モノを売るだでなく、
その保守はどのようになるのかなど
サービスの範囲を伝えることは
欠かせませんよね。

範囲と価格で仕事の価値を伝える努力

「ご依頼いただければ何でもやります!」

聞こえのいい言葉とも言えますが、
実際には依頼されてもできないこと
もあるはずです。

何でもやります!と伝えることは
言い換えると
自らのサービスの範囲を決めていない
ということにもなります。

サービスの範囲が決まっていなければ
そのサービスの価格が適正なものか
もよく分かりません。

サービスの範囲を自らきめて
やることとやらないことを明確にする。

そしてそのサービスの範囲の価格
を伝えること。

それによって仕事の価値を伝えること
を怠らないようにしたいものです。

【編集後記】

昨日は終日、事務所での仕事だったので
仕事の合間にオンラインインベントの
Forward Day 2021に参加しました。

部分的な参加でしたが、
新たな視点の考え方や他の税理士事務所、
税理士法人の取り組みを知ることができ
刺激を頂きました。

【昨日の1日1新】

・凜屋 百万遍店
・Forward Day 2021

【お知らせ】
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https://m-stax.com/services/

■税務顧問、税務相談などのお問い合せはこちら
https://balance-blog.com/inquiry/

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