価格を上げる前に価値を上げる。価値を上げて価格を上げる。

小さな企業の戦い方

20190303

価格を上げる理由

ある飲食店に立ち寄った時に
料金の値上げの張り紙を
見つけました。

一部メニューの値上げでしたが
理由が材料価格の高騰によるため
とのこと。

理由が分かれれば
料金の値上げも納得がいきます。

飲食店でも何でもそうですけど
理由もなく品質もサービスも
変わってないのに
値上げされるとなんでだろうと
不満につながりかねませんよね。

価格を上げる理由を
伝えているかどうかで
値上げが受け入れられるか
どうかも変わるわけです。

価格を上げる前に価値を上げる。価値を上げて価格を上げる。

会社やお店を続けていくためには
売上を確保すること、増やすことを
考えないといけません。

ちなみに売上を上げる方法って
3つだけですよね。

売上は

客数 × 客単価 × 購入頻度(リピート率)

で計算されます。

客数、客単価、購入頻度(リピート率)
3つのうちのどれかを増やせば
売上も自然と増えるわけです。

ただ、客数や購入頻度(リピート率)は
お客さんがどう判断するかなので
増やそうと思っても簡単に増えるわけ
でもありません。

一方で、客単価はどうでしょうか。

会社やお店が価格をどう設定するかで
客単価を上げることができますよね。

当然、価格を上げたとしても
お客様に買ってもらう必要はありますが、
サービスやモノの価値に比べて
価格が低いと感じてもらえたら
買ってもらえます。

だからこそ、
価格を上げる前に価値を上げること
を考えたほうがいいですし、
価値を上げて価格を上げることも
考えた方がいいわけです。

大掛かりな広告宣伝で
客数を増やしたり、
広範囲な販売網で低価格商品を
大量に販売するといったことが
難しい中小企業にとっては
価格を上げて客単価を上げること
を考えることが避けられません。

さらに、
客単価を上げて売上を上げる方法は
経営を安定させやすいですし、
すぐに取り組める方法でもあります。

今後、人手不足から
社員さんやアルバイトさんの給料を
上げ続けていくことは
なかなか避けられそうにありません。

ひとりビジネスでも自分の
給与は増やしていきたいと
考えますよね。

価値を上げて、伝え続ける

価格を上げるためには
お客様に価格を上げる理由を
伝えないといけませんし、
それ以前に価格以上の価値を
感じて頂く必要があります。

つまり、
客単価を上げるという取り組みは
単なる値上げをしていきましょう、
ということではなくて、

いかに価値を上げ続けてその価値を伝える努力をし続けるか

ということです。

現状維持だと衰退を表す

こんな言葉があるとおり、
いかに現状を変えて
価値を上げて続けて、
その価値を伝える努力を
し続けるか。

あとは、そのために
何をするかを何をしないかを決めて
実行していくのみですね。

【編集後記】

特にこの仕事をしていると、
お客様のところじゃなくても
材料の価格が高騰しているのに
価格が据え置きだったりすると
逆にどこにしわ寄せ来てるのか、
社員さんのところじゃないかと
心配になってしまいますね(^^)

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