社長が売上を増やそう!と言っても社員に響かない理由。

まずはなぜ売上が必要か、から。

20201020

経営者が売上を増やしたい理由

会社や事業を経営している方であれば
ほとんどの方が売上を増やしたい
と考えるのではないでしょうか。

増やしたいとは考えていない人でも
売上を減らしたい、と
考えることはなかなかありませんよね。

(売上を減らす、メッセージの本もありますが、
こちらも減らすことより必要な売上金額を設定して、
その金額をいかに目指すか、という意味だと
個人的には理解しています。

じゃあ、なぜ売上を増やしたいか、
というと

今、提供しているサービスや商品の購入者を増やして社会の役に立ちたい。

経営者自身や社員さんの給料を増やしてもっと豊かな生活を送りたい。

社員の雇用をしっかり守っていきたい。

毎月の資金繰りに追われないようにしたい。

何らかの理由はありますよね。

社長が売上を増やそう!と言っても社員に響かない理由。

経営者が売上を増やしたい理由が

「社員さんの給料を増やしてもっと豊かな生活を送って欲しい」

「社員の雇用を守っていきたい」

といったものであったとしても
経営者が社員さんに伝えるメッセージ
はどのようなものでしょうか。

「今期の目標に向けて売上をもっと増やそう!」

「売上が落ちてきているからもっと増やさないとだめだ!」

こうしたメッセージでしか
伝えていないケースも
ないでしょうか。

このときに社員さんは
どのように受け止めているでしょうか。

「社長がまた売上の話しをしている」

「売上目標を達成しないと怒られる」

と感じていて、
全く響いていない、
なんてことはないでしょうか。

経営者自身は、
売上を維持、増やさないと、
給料を始め、経費の支払い、
借入金の返済ができないこと
を認識しているので、
売上の重要性を認識しています。

けれど
社員さんの立場で考えてみましょう。

売上が増えても減っても
自分達の給料は変わらない。

売上が増えても自分達の給料が
増えるわけでもなければ、
売上が減ったとしても
今の給料は支払ってもらわないと
いけない。

こう考えている限り
経営者が「売上を増やそう!」
というメッセージを伝えても
社員さんには響きませんよね。

売上の意味を理解してもらえるように

「社員さんの給料を増やしてもっと豊かな生活を送って欲しい」

「社員の雇用を守っていきたい」

と考えているのであれば
社員さんにも売上の意味を
理解してもらう必要があります。

売上があるから
人件費、給料の支払いができて
その他の経費の支払い、
税金や借入金の返済ができて
会社や事業を維持することが
できること。

その上で売上が増えることで
会社や事業にとって
どんな効果が生まれるのか。

そして、
そもそもその会社や事業にとっての
売上にはどういう意味があるのか。

お客様にどれだけ喜んで頂けたか、
どれだけお役に立つことができたか、
これを表すものが売上の数字であり、
自分たちにどんな影響をもたすのか。

売上を増やそう!と伝える前に
売上の意味を共有するところから
始めたいですね。

【編集後記】

春先にテレビが故障し
買い替えしたのですが、
買い換え前のテレビと一緒に購入した
DVDハードディスクレコーダーも
怪しい動きを見せはじめ
こちらも買い換えしました。

10年ぶりに購入する新しいレコーダー
はやはり進化していますね。

録画した番組をスマホに転送して
持ち出せる、など
驚きの連続です(^^;

【昨日の1日1新】
・とくになし

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