言葉の影響力は大きいです。
選んでしまいました
「仕事が滞(とどこお)りがちになるときがあります」
ある方にこういう話をしたときに
指摘をしてもらいました。
「仕事が、滞るってどういうこと?」
「仕事が遅れそうになってぎりぎりになることがあるということです」
「それじゃ仕事が遅れ気味になる、ということですね。滞るだと意味が変わってしまうかもしれませんよ」
確かに、
仕事が終わっていないわけ
ではなく、
締め切りに向けてぎりぎりに
なることがあるということ。
なので、
滞る、というより
遅れ気味になる、
ということが正しいですね。
しかも、
「仕事が滞る」
っておかしいですよね。
「仕事」が勝手に「滞る」って
ことはありません。
スケジュール調整がうまくできず
「仕事」が遅れそうになった、
ということが事実ですよね。
言葉の選びかた。自分ごとと他人ごと。
仕事が勝手に滞ることはありません。
あくまで自分がそういう
スケジュールの組み方を
しただけです。
でも、
それを
仕事 「が」 滞る
という言葉を選ぶことで、
仕事が多くなったことが問題
というイメージが強くなってしまう、
他人ごとのような印象を与えて
しまいますよね。
自分のスケジュール管理が甘かった、
という自分ごとを
仕事が多くなってしまったから仕方がない
という他人ごとに
置き換えてしまっているわけです。
言葉の選び方によって
自分ごとではなく
他人ごとにしてしまう恐れが
あります。
しかも
他人ごとにしてしまうと、
その原因を解決することすら
あきらめてしまうかもしれません。
仕事が多くなることは
自分ではどうしようもできない
他人ごとだ、となってしまいます。
だからこそ
言葉の使い方には
注意しないといけませんね。
自分ごとを他人ごとに
置き換えてしまう言葉づかい
をしていないか
気をつけるたほうがいいです。
予定も「勝手」に入らない
「予定が入ってしまって・・・」
こんな言葉使ってしまうこと
ありませんか?
私も昔はよく使っていたと
思います。
「予定が入ってしまったので、
延期してください、
キャンセルしてください」
あくまで
予定が入ってしまったことが悪い、
悪いのは「予定」だ。
みたいに聞こえますけど、
実際はうまくスケジュール調整が
できなかった自分が悪いわけです。
だから
「予定が入ってしまって・・・」
ではなく
「スケジュール調整がうまくできなくて・・・」
と言った方がいいです。
予定を入れるのは
基本、自分です。
言葉の選び方で
どんな意識を持っているかも
変わりますよね。
スケジュール調整がうまく
できなかった、
という言葉を使うことで
次からは
スケジュールの調整のしかたを
どう変えるかを考えます。
予定が入ってしまって・・・
という言葉を選ぶかぎり、
スケジュールの調整方法を変えよう、
という考えにはならないはずです。
言葉の選び方次第で、
次の行動も変えることが
できますよね。
【編集後記】
昨日は午後から大阪へ移動して
お客様との打ち合わせ。
午後の移動は電車もそれほど
混んでなくていいのですが、
今日は朝から大阪での仕事です。
通勤ラッシュに巻き込まれません
ように・・・(^^;
【昨日の1日1新】
・FRUMMY マンゴーココナッツスムージー
・WordPressプラグインTinyMCE Advancedの新しい設定
【昨日の1日1捨】
・自宅にある不要書類